早食いをすると必要以上にエネルギーを摂取し、体重が増えて生活習慣病のリスクも高まりやすい早食いをすると必要以上にエネルギーを摂取し、体重が増えて生活習慣病のリスクも高まりやすい(写真はイメージです) Photo:PIXTA

まだまだ若いと思っていても、40代50代になると、何かと年齢を感じるようになります。ところが、似たような年齢なのに年齢よりも5歳、10歳若々しい人もいる。体も見た目も老けない人は、そうでない人といったい何が違うのでしょうか?『「老けない人」の習慣、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)から、食事、メンタル、アンチエイジング、ボディケア、しぐさとふるまい、運動、睡眠など、幅広い分野の「老けない人」の習慣を紹介します。

15分以上かけて食事を楽しむ人は、
老化のスピードもゆっくりになる

 自分は早食い。こう自認している40代50代の人はほぼ間違いなく、おなかが突き出て、二重アゴではないだろうか。

 実際におなかがいっぱいになっても、その信号が脳に届いて満腹を感じるまでには時間がかかる。この体のメカニズムから、早食いをすると必要以上にエネルギーを摂取し、体重が増えて生活習慣病のリスクも高まりやすいのだ。

 早食いをすると「血糖値スパイク」という危険な状態に陥りやすいのも問題だ。

 糖質が含まれた食べものを取ると、血液中のブドウ糖が増えて血糖値が上昇する。こうした状態は血管に負担がかかるので、すい臓からインスリンが分泌され、その働きによって血糖値が下がっていく。