中学入試本番まで残り100日。直前期は志望校に向けた対策的な学習になりがちだが、入試本番当日まで“地力”を伸ばすことの大切さを強調するのが難関校に強い中学受験塾、グノーブルだ。特集『わが子が成長する 中高一貫校&塾』(全34回)の#6では、残り3カ月の教科別の勉強法や、期待値を最大化する志望校戦略をグノーブル講師4人に聞いた。(ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)
残り3カ月も対策的な学習だけでなく
全教科の地力を伸ばしてほしい
全教科に共通して強調したいことは、最後まで「地力」を伸ばしてほしいということです。10月以降、志望校の過去問に取り組み始める時期になると、ついつい「この学校に向けて」という対策的な学習に時間を割きがちです。
併願校を含めて考えると、「この分野はやらなくていい」ということはありません。幅広く取るべき問題を落とさずに、さらに難しくなっていく難問にも対峙していくことが重要です。
塾のテキストは過去問も研究し尽くした上で、合格するために必要なことは何かということを考えて作っています。テキストと授業で仕上がるようになっているわけです。
具体的に、入試までの3カ月間で重要なことを教科別に説明していきましょう。
「過去問ばかり取り組むのはNG?」――。中学入試まで本番まで残り100日。志望校合格には、この3カ月の過ごし方が重要になるが、間違った勉強法では土台が崩れるリスクがある。次ページでは最後まで「地力」を伸ばす教科別の学習ポイントや、期待値を最大化する併願戦略を難関校に強い塾、グノーブルの講師陣が解説。特に難関校を目指す家庭は必見!