100年を超える「モノづくり」の歴史を持つトピー工業には「鉄をつくり、鉄をこなす」高い技術がある。その技術を継承し、次の100年に向けて高付加価値製品を生み出す自由な発想とチャレンジ精神、そして行動力のある人財を求めている。
トピー工業
立花修一 常務取締役
立花修一 常務取締役
1964年、東都製鋼、車輪工業、東都造機、東都鉄構というそれぞれに得意分野を持つ4社が合併して、トピー工業が発足した。「それぞれの得意分野でトップに立つという思いを込めてTOP、若者を意味するYoungまたはYouthのYを加えて、TOPY(トピー)としました」と立花修一常務は社名に込められた思いを説明する。
現在は、「世界トップレベルの環境対応型高効率電気炉を持つ、素材供給部門である鉄鋼事業と加工部門としての自動車・産業機械部品事業が連携した一貫生産体制を持つ金属加工の総合グループに成長しています」。国内生産拠点は豊橋製造所など4拠点、海外はグループ会社含め米国、中国、インドネシアなど7カ国18拠点に広がり、トピーの社名は世界で認められている。
鉄を中心に4事業が
連携して製品を産出
鉄鋼事業は根幹を成す事業。他社がまねできない極厚広幅平鋼は、東京・六本木の国立新美術館のガラスカーテンウオール用方立(ほうだて)兼用柱材として採用された
主要事業は四つ。創業以来、鉄鋼事業では、建設向けの一般形鋼(かたこう)や棒鋼、自動車や建設機械向けの左右非対称の異形形鋼といったさまざまな品種を効率的に生産する技術を持つ。社会活動を終えた廃棄物をトピー工業グループ会社で鉄スクラップとして回収し、トピー工業グループとして循環型社会の実現に貢献している。