コロナ禍で激変した働き方。IT領域を筆頭にリモートワークが広がり、特に米国などでは場所を問わずに仕事をしながら生計を立てる「デジタルノマド」が増えた。フリーランスに限らず、フルタイムであっても自分の好きな場所から働く選択肢が少しずつ普及しつつある。
日本人起業家の内藤聡氏が米国で創業したAnyplaceは、そのような新しい働き方を後押しすることで事業を伸ばしているスタートアップだ。
コロナ禍で宿泊施設に求めるものが変化、リモートワーク最適化で事業拡大
Anyplaceが展開する「Anyplace」は、言わば“リモートワークに最適化したサービスアパートメント”だ。主に長期出張者やデジタルノマド人材に対して、快適なインターネット環境や仕事用の機材などを備えた物件を提供している。
「コロナ前後で働き方が変化したことによる、ユーザーが宿泊施設や長期滞在型の物件に求めるものも大きく変わりました」
内藤氏はコロナ後の変化についてそのように説明する。