次期社長の有力候補は誰なのか。トップ・幹部人事にどんな動きがあるのか。『総予測2024』の本稿では、ダイヤモンド編集部記者が深掘りした人事記事の中から厳選した8社、トヨタ自動車、ホンダ、ソニーグループ、三菱商事、ローソン、東京電力ホールディングス、JR東日本、大和ハウス工業をお届けする。(ダイヤモンド編集部)
【トヨタ自動車】
傀儡政権の新チームに
「影の内閣」らの厳しい視線
2023年に佐藤恒治社長(53歳)が就任し、豊田章男会長(67歳)が陰で糸を引くかいらい政権が誕生した。
新体制は経営資源をEVにシフトする構えで、鍵を握るのがCTO(最高技術責任者)を務める中嶋裕樹副社長(61歳)と、新設されたBEV(バッテリーEV)ファクトリープレジデントに登用された加藤武郎氏だ。
前会長や元副社長などエグゼクティブフェローの“お歴々”が集う「影の内閣」には電動化の専門家、寺師茂樹元CTO(68歳)がいる。
トヨタで社長候補への浮上があり得る人物は?次ページではこのほか、ホンダ、ソニーグループ、三菱商事、ローソン、東京電力ホールディングス(HD)、東日本旅客鉄道(JR東日本)、大和ハウス工業におけるトップ人事の予想、動向をレポートする