ホテル世界大手の米マリオット・インターナショナル、米ヒルトン、英IHGホテルズ&リゾーツ、米ハイアット ホテルズの4社が日本で勢いづいている。ホテルランキングでも上位は彼ら外資系ばかり。特集『泊まりたいホテルランキング』(全8回)の#7では、外資系ホテルチェーン4社の幹部が日本攻略について赤裸々に明かした。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)
マリオットに水をあけられる中
ヒルトンが「日本倍増計画」
外資系ホテルチェーンで最も日本での展開が進んでいるのが世界最大手の米マリオット・インターナショナルだ。これまでに国内で76軒を出店している。
マリオットに次ぐ世界大手である米ヒルトンは、1963年に国内最初の外資系ホテルを開業し、日本人からの認知度が高い。親しみやすさでは外資の中で抜きんでているが、国内出店数は19軒で、マリオットに大きく水をあけられている。
そんなヒルトンが「日本倍増計画」に乗り出した。ダイヤモンド編集部の取材でアラン・ワッツ・アジア太平洋地区社長が「向こう4年間、日本でホテルの軒数を2倍に増やしていく」と明言したのだ。
次ページではワッツ氏がマリオットに出遅れている理由、そして日本倍増計画の全貌を初披露。マリオット、英IHGホテルズ&リゾーツ、米ハイアット ホテルズそれぞれの幹部も日本攻略について赤裸々に明かした。