高配当&高成長!新NISAで狙う日本株#13Photo:PIXTA

配当利回りが高い企業も魅力的だが、配当が年々アップする、株主還元意欲が強い企業にも注目したい。連続増配企業の多くは、中長期で業績を伸ばしている優良企業でもあり、配当増と株価上昇の一挙両得を狙えるからだ。特集『高配当&高成長!新NISAで狙う日本株』(全20回)の#13では、連続増配企業の中でも、複数のスクリーニングをクリアした銘柄を一挙に紹介する。(ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)

株主還元意欲が強い大型株で
配当増と株価上昇を狙う

 大きなリターンを狙うのではないけれども、インフレに負けない株価上昇と増配を享受したい――。インターネット証券の新NISA(少額投資非課税制度)で買われた銘柄の上位に並ぶのが「高配当株」だ。

 2024年3月期の上場企業の配当金総額は過去最高を更新する見込みだが、新NISAでは配当金も非課税になるため個人投資家の注目度も極めて高い。

 そこで今回の特集では3種類の高配当株ランキングを作成した。第2弾となる#13では、「時価総額3000億円以上」かつ「5期以上連続で増配見込み」の企業を対象に、配当利回りが高い企業をランキングする。

 長期にわたり増配を継続するには、業績が着実に成長している必要がある。にもかかわらず配当利回りが高いということは、株価が割安に放置されている可能性が高い。

 その結果、次ページで紹介するランキングは、割安感が強い一方で、業績も堅調な銘柄が多くなっている。特にピックアップした4銘柄については株式コメンテーターの岡村友哉氏による分析コメントを付けた。

 時価総額を条件に付けたことで、ランキングには日本を代表する有名企業がそろう。「知っている企業から銘柄を選びたい」という新NISAで日本株投資デビューする初心者も、ぜひチェックしてほしい。