「20代の頃から1年にほぼ1kgのペースで体重が増え続け、気がつけば20kgも太ってしまいました。体重を落とすにはどうすれば良いでしょうか…」という悩みを寄せてくれたのは、現在48歳の女性Aさん。頑張って3kgまでは落ちますが、何かの拍子に食べ過ぎる日が続くと、すぐに戻ってしまいます。食事内容や運動習慣を分析して、何が原因かを突き止めました。(管理栄養士 岡田明子)
会食の日は朝ご飯を抜いて
摂取カロリーを調節
現在48歳のAさんは、座り仕事の毎日です。運動不足の自覚はあるので、週に200~400kcalは消費するような運動を取り入れています。筋肉質の固太り体質なので、若い頃から見た目より体重が重いのが悩み。しかし20代の頃からほぼ1年に1kgペースで体重が増えていて、気づけば当時より20kgの体重増加。会社の健康診断では「体重を落とすように」と指導されています。
会食が入ることも多く、夜はどうしても食べ過ぎてしまう傾向があるので、トータルでカロリーを取り過ぎないよう、朝ご飯を抜く「16時間ダイエット」は定期的に行なっています。ただ、朝食を抜くと午前中おなかがすいて、仕事に集中できないのが目下の課題。16時間ダイエットは向いていないかも……とも思うのですが、会食がある日に朝食も食べたら、目標摂取カロリー(1日1800kcal)内に絶対に収まらない!
食事内容にも気を使っていて、家で食事するときはパン食をやめてご飯食に切り替え、白米ではなく玄米にしています。さらに、食事の最初にみそ汁を飲み、16時間ダイエットの際に朝を抜くのがどうしてもつらいときは、みそ汁だけ飲みます。
そうやってなんとか3kgまでは落ちますが、それ以上は減りません。何かの拍子に食べ過ぎる日が続くと、元に戻ってしまいます。そこからまた3kg落として、リバウンドして、の繰り返しです。
体重を落とすにはどうすればいいか、そして、食生活はどう改善したらいいのか…というお悩みです。