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「選考と無関係」が嘘とバレバレでも
カジュアル面談が大盛況
採用の世界で「カジュアル面談」が一般的になってから、かなりの月日がたちました。
言わずもがなですが、カジュアル面談とは企業の採用担当者と転職候補者が面会し、お互いに情報収集を行う場のことです。この際、企業側が建前として「選考とは無関係です」と述べることも、今となってはよく知られた話です。
しかし実際は、採用担当者は面接と同じように候補者の人柄やスキルをジャッジします。低評価を下された人材が、選考に進んで内定を勝ち取るのは至難の業です。
そのため、「面接と一緒じゃないか」「実際にはジャッジの場になっている」と抵抗感を持つ人も出てくるようになりました。「選考とは無関係」という建前を信じているビジネスパーソンは、もはや誰もいないと言っても過言ではありません。
結果、インターネット上には面談当日の服装、会話で気を付けるべきこと、逆質問のコツ、お礼メールの送り方など、カジュアル面談の攻略ノウハウが溢れかえっています。
にもかかわらず、今日も転職サイトなどでは「選考とは無関係ですので、一度お話しませんか？」と、カジュアル面談の「お誘いメール」が飛び交っています。
そんなカジュアル面談の存在意義はどこにあるのでしょうか。転職コンサルタントがプロの目線で解説していきます。
