倒産危険度ランキング2024&初公開!企業を倒産させた金融機関ランキング#48Photo:amtitus/gettyimages

メガバンクに地方銀行、第二地方銀行、信用金庫に信用組合――。全国472金融機関が、これまでどれだけメインの融資先企業を倒産させてきたのか?ダイヤモンド編集部の独自調査を初公開。特集『倒産危険度ランキング2024&初公開!企業を倒産させた金融機関ランキング』の#48では、第25弾として、静岡県の金融機関を取り上げる。(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)

静岡県でメイン先企業を最も倒産させてきた銀行は?
静岡銀行、スルガ銀行が倒産させた企業は何社?

 国内でも指折りの有力地方銀行、しずおかフィナンシャルグループ(FG)傘下の静岡銀行が、県外で市場開拓を進める動きを見せている。

 昨年6月、神奈川県鎌倉市の大船支店を改装し、同行初となる複合商業ビル「アゴラ大船」を開業した。地上5階建てのビルには同行の大船支店のほか、飲食店や物販店、クリニックや学習塾などが入居した。

 静岡銀行は、神奈川県内で営業攻勢を強めている。静岡県に隣接する西部を中心に新規顧客を増やしており、神奈川県内の貸出金シェアは横浜銀行に次ぐ規模。「複合商業ビルの展開も攻勢の一環」(横浜銀行関係者)とライバル行は警戒している。

 昨年10月には、名古屋銀行の本店ビル内に、しずおかFGの子会社である静銀ティーエム証券の店舗を開業させた。静銀ティーエム証券の愛知県への出店も初となる。静岡銀行は近年、名古屋銀行との連携を深めており、愛知県においても存在感を高めている――。

 経営危機に陥った企業が倒産するのか、それともしないのか。その際に重要な鍵を握るのがメインバンクとなる。

 メインバンクとは通常、貸出金のシェアが首位で、当該企業と長年にわたって親密な関係にある銀行のことを指す。ただ、企業側と銀行側で認識が異なっているケースもある。

 今後、倒産件数の増加と金融機関の融資姿勢が厳しくなることは必至とみられているが、どの銀行が今後、企業に厳しく臨むのか。それを知るには過去に注目するとよい。その銀行の将来の行動を最もよく表しているのは、口先のきれい事ではなく過去の行動なのだから。

 メガバンクに地方銀行、第二地方銀行、信用金庫に信用組合――。全国472金融機関が、これまでどれだけメインの融資先企業を倒産させてきたのか。ダイヤモンド編集部が独自に調査し、その結果をまとめた「企業を倒産させた金融機関ランキング」を初公開する。

 第25弾の今回は、静岡県の金融機関を取り上げる。静岡銀行、スルガ銀行、清水銀行のほか、浜松磐田信用金庫など信用金庫も名を連ねた。

 ちなみに「企業を倒産させた社数が多い都道府県ランキング」は、下表の通りだ。地銀や信金、信組など主な金融機関の内訳も明記したので、ご覧いただきたい。

*「メインバンクとして倒産させた社数の合計」は2020年1月~23年11月の合計値で、ダイヤモンド編集部調べによる推計。負債総額1000万円以上、法的整理による倒産が対象。都道府県別の倒産社数の合計は、金融機関の本店所在地ベースで数えた。例えば、東京都に本社を置く企業が倒産してもメインバンクが埼玉県の銀行なら、埼玉県の倒産社数としてカウントしている。主な金融機関の内訳で省略した都市銀行は、東京都が3行、大阪府が1行。政府系金融機関二つと信託銀行1行、その他の金融機関(旧長期信用銀行)2行は、いずれも東京都

 ランキングは、これから数十回にわたって配信していく。全都道府県と全金融業態を網羅した完全版を含めて、さまざまな視点でお届けする予定だ。それでは早速、今回の静岡県の結果を確認していこう。