【薬剤師が解説】高血圧の人にオススメな「薬いらずになる食材」とは?「薬を減らしたい」「いずれは薬を卒業したい」という方は、降圧薬と同じ成分をもつ食材を食生活に取り入れてみてはいかが?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

高血圧と診断されて、薬をやめたい人や、薬を飲むか迷っている人、減塩せずに食事を楽しみたい人におすすめの方法とは?薬剤師の加藤雅俊氏の著作『1週間で勝手に血圧が下がっていく体になるすごい方法』(日本文芸社)より、薬に頼らずに血圧を下げる方法を紹介します。

副作用の心配なし!
自然の降圧薬はスーパーで買う

 読者のなかで「薬を減らしたい」「いずれは薬を卒業したい」という方は、降圧薬と同じ成分をもつ食材を食生活に取り入れてみてはいかがですか。製薬の原点は自然素材がもつ有効成分からつくること。ですから食品が薬の代わりになるのは当然のことなのです。紹介するのは一例ですが、スーパーやコンビニなどで買えるものばかり。副作用の心配がなく、安全で安心なのも利点です。

 まず紹介するのは「お酢」。酢の主成分である酢酸(さくさん)には、血圧を上げるホルモンを穏やかに抑制する働きがあります。これは多用される降圧薬の「ARB」と同じ作用で、1日に大さじ1杯のお酢を飲むだけでも効果が期待できます。クエン酸を含むレモンやグレープフルーツ、梅干しも同じ効能をもつので、上手に活用してください。