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※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
不機嫌な相手とのつき合い方
一度不機嫌になると、ずっと無口になったりして、まわりを心配させたりする人がいますね。
そのような不機嫌が長引く人との付き合い方で大切なのは、相手より自分自身が、その関係性にどのような影響を与えているかを考えることです。
人間の言動は、相手との関係性のなかで形成されます。つまり、相手がどのような態度をとるかに影響されるのです。
相手より自分の態度を見直す
相手の不機嫌が長引く原因の一部は、自分が過剰に気を遣っていることに起因する場合があります。
そのため、相手の不機嫌に気を遣うことによって、ますます機嫌が直らなくなってしまう悪循環に陥りかねません。
そのような状況下では、問題の一端は自分自身にある可能性があるので、自分の態度を見直す必要があるのです。
かまうより放置プレー
相手が不機嫌で無口なときに、過度にかまいすぎてしまうと、その不機嫌を助長する可能性があります。
そのため、よかれと思って相手を気遣うのではなく、むしろ自分の時間を大切にして、ほかの人と会話したり過ごしたりすることを優先します。
すると、不機嫌な相手は、自分が放置されたことに寂しさを感じ、自ら機嫌を直す努力をする可能性が高まるのです。
不機嫌な人は「かまってちゃん」
不機嫌な人は、ある意味、寂しがり屋であり、「かまってちゃん」の心理状態に陥っているようなもの。
ですから、相手の不機嫌を助長するような、余計な気遣いはやめることが先決です。
不機嫌な人との付き合い方は、時には難しいこともありますが、自分の態度を見直し、適切に対処することで、関係性を改善することができます。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。