男性写真はイメージです Photo:PIXTA

貧弱ボディの男たちほど、マッチョに対して「筋肉バカ」と陰口を叩くが、筋肉をつけるには高度な精神の働きが不可欠だ。実際、意識高い系のデキるビジネスマンの多くが、ジムに通って肉体を鍛えている。仕事で目的や目標を達成するためには、自分をコントロールする力、つまり自己管理能力が欠かせない。そしてこの力は、筋トレで高めることができるのだ。※本稿は、まめたま『おはよう、新しい朝、新しい僕、新しい筋肉。』(KADOKAWA)の一部を抜粋・編集したものです。

筋トレで肉体を強化していると
自己管理能力も鍛えられていく

 目的や目標を達成するためには、自分をコントロールする力、つまり自己管理能力が必要です。具体的には、健康や感情、モチベーション、時間、お金を自分で管理する力。

 この自己管理能力、実は筋トレで高めることができます!筋肉をつけるには、単に筋トレを頑張ればいいだけでなく食事や睡眠、時間の管理をする必要があります。ただ筋トレをしているだけでは、筋肉はつかないのです。

 筋トレで体を大きくしたいなら、自己管理能力を嫌でも身につける必要があります。ということは筋肉がついて体に変化が起こることは、それだけ自己管理能力が身についた証拠でもあります。

 筋肉をつける上で、絶対に欠かせないのが「食事」です。

 どれだけストイックにトレーニングをしていても、食事内容を整えなければなかなか体は変わりません。筋肉をつけるには、筋肉に必要な食材を、適したタイミングで食べなければなりません。

 とくに意識して摂取したいのが、三大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)です。なかでも筋肉を作るタンパク質は重要で、筋トレをしている人はタンパク質を基準にしながら、1日の食事を決めるのがセオリーです。

 また、ダイエットでは何かと敵視されている脂質や炭水化物も、筋肉の成長に欠かせない栄養素です。それぞれ人間の体を動かす重要なエネルギー源になるため不足してしまうと体調不良になったり、筋肉がつきづらくなってしまいます。

 三大栄養素以外にも、ビタミン類やミネラルなどは、筋肉を大きくするのに必要なもの。筋トレの効果を高めるには、さまざまな栄養をしっかり摂取することが大切です。

食事のタイミングを管理して
効果的な筋トレを実践しよう

 筋トレに効果のある食事のタイミングとしては、まず、筋トレの数時間前が挙げられます。食事後すぐに激しい運動をすると、消化機能が弱まってしまうため、筋トレ前(おすすめは1時間前)に食べるのがおすすめ。また、筋肉を動かすにはエネルギー源が必要になりますので、なるべく空腹状態で筋トレをしないようにすると◎!