生保・損保・代理店の正念場#5Photo:PIXTA

がん治療に特化した医療保険である、がん保険。特集『生保・損保・代理店の正念場』(全31回)の#5では、保険のプロ29人が選んだ最新のがんランキングと共に、「他社商品のいいとこ取り」とされる昨年12月に投入された新商品のスペックを紹介する。(ダイヤモンド編集部 宮原啓彰)

自由診療に通算1億円を保障する
メットライフ新商品がランキング上位に

 日本人の死因トップの病、がん。その治療に備える医療保険のがん保険は、生命保険各社がしのぎを削る激戦区となっている。

 がん保険の選び方は、まず主契約(保障のベースとなる契約)がどの保障に重点を置いているかで二つに大別される。すなわち、がんと診断されるとまとまった保険金を受け取れる、診断一時金に比重を置く一時金タイプと、抗がん剤治療やホルモン剤治療、放射線治療など日進月歩で進化するがんの治療法ごとに保障する治療給付金タイプだ。

 一時金タイプは、治療費はもちろん、旅行など何にでも自由に使える多額のお金を一度にもらえるというメリットがある。片や、治療給付金タイプは、がんと闘うための最新の治療法に備えられる。

 保険のプロ29人が厳選するがん保険ランキングでは、昨年12月に投入されたメットライフ生命保険の「他社商品のいいとこ取り」新商品が、初登場2位に食い込んだ。次ページから、その新商品を抑えて首位になった商品をふくめたランキングの詳細を掲載する。