次期米大統領選の主要候補の2人は昨今、何を言い出すか分からない。ドナルド・トランプ前大統領は注目を集めるためなら何でも言う。そしてジョー・バイデン現大統領は、そもそも自身が何を発言しているのか分かっているのだろうか。バイデン氏の直近の不可解な発言は、5月1日にワシントンで開催した選挙資金集めの集会で飛び出した。このイベントは、バイデン氏の限られた公式日程の中で、妻や他の関係者による厳しいチェックなしに同氏が自由に発言できる極めて少ない機会の一つだった。それは通常、冒険的発言の機会となる。バイデン氏は、自身の政権下で経済面の成果があったと強調するとともに、移民政策を説明する機会としてこの場を利用しようと決めた。
【社説】バイデン米大統領の対日外交
太平洋地域の最重要同盟国を「外国人嫌い」と決めつけ
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