ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ライバルを脇に追いやり排除した末、さらに6年の任期を務める。プーチン氏が現在極めて重視しているのは、ウクライナでの戦争であり、勝利を確実なものにするために必要とする同盟だ。2年前のウクライナ侵攻開始以来、プーチン氏は米国および西側諸国への警戒感を共有する多数の国と緊密な関係を育んできた。イランはミサイルや無人機をロシアに提供した。北朝鮮は砲弾やその他の武器を送った。プーチン氏はアフリカで、伝統的な宗教的価値観の擁護者として振る舞い、かつては西側諸国に目を向けていた国々の一部で信奉者を得た。同氏のメディア対策担当者は、昨年12月の中東諸国歴訪中に受けた前向きな反応をことさらに強調した。同氏はパレスチナ自治区ガザでの戦争を巡り、アラブ諸国と米国を仲たがいさせようとした。
国内盤石のプーチン氏、目指すは「枢軸」固め
対ウクライナ勝利に向け中国・イラン・北朝鮮との関係強化へ
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