薬局・薬剤師 サバイバルダンス

何年にもわたって薬局は、淘汰・再編が叫ばれてきた。安定した利益を得られる調剤ビジネスを拡大しようと薬局が乱立し、コンビニエンスストアを上回る6万店にまで膨れ上がった。出店余地がなくなってくると、買収合戦がヒートアップした。そして今、局面は変わった。医療財政が危機的な状況になる中、調剤報酬にメスが入り、買いまくった側の薬局・ドラッグストアが息切れを起こした。彼らが身売りする側に回り、買い手のメンツは様変わりする。勢力が激変するのは薬局だけではない。32万人に及ぶ薬剤師のキャリアにおいて従来の序列が崩れる。激増した薬学部では負け組の撤退が始まった。経営、キャリアどちらとも、踊るかのように、時代のリズムに乗って変化する者が大淘汰時代を生き残る。

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