株主優待に関する素朴な疑問&おすすめの優待株を、株主優待名人・桐谷広人さんがズバッと回答!
発売中のダイヤモンド・ザイ12月号は、特集「【株】のギモン62連発」を掲載。 この特集では、8月にスタートした無料の株メルマガ「デイリーZAi」に寄せられた、株に関する読者の疑問に、アナリストなどの株のプロが回答。「円安の今、株を買っていい?」「株主優待を廃止する企業が増えているけど、この先どうなる?」「株価指標の意味がわからない」「専門用語の意味を教えて」など、さまざまな疑問を紹介しているので、投資の参考になるはずだ。
今回はこの特集から、株主優待名人・桐谷広人さんが答える「株主優待」に関連したQ&Aを紹介! 桐谷さんおすすめの株主優待株や、桐谷さん自身の、2022年にもっとも印象に残った取引についても聞いているので、ぜひチェックを!
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株主優待株の未来について、桐谷さんは楽観的!
”売り時”がわからない人こそ、株主優待株がおすすめ!
今回は、株主優待名人の桐谷広人さんに、読者からの「株主優待」に関するさまざまな疑問や、桐谷さん自身のトレードに関する質問に回答してもらった。順に紹介していこう!(※以下、配当利回りなどのデータは10月4日時点)
【Q1】今年一番思い出に残っている取引は?
(東京都・60歳女性)
【A】「AB&Company」の強気買いです!
桐谷 AB&Company(9251)が間違いなく一番! 3月16日にすごく良い内容の株主優待の新設を発表したんです。同時に、非常に悪い四半期決算も発表。すると990円だった株価が、翌日ストップ安売り気配に。みんな株主優待に注目しないんですね。悪い業績に目がいって売ってしまう。だから「優待投資家としては買う一手だ」と、買いを決断。その後は一時600円台まで下げましたが、「良い株主優待なんだからそんな株価が続くはずない!」と信じていた。今は1100円前後まで上がってきています。
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【Q2】企業の業績などを見ずに、優待目当てで買ってもいい?
(静岡県・43歳男性)
【A】見ないのが私流! 見たら買えなくなっちゃいます。
桐谷 Q1のように「良い株主優待があれば、業績が悪くてもとにかく買う」のが優待投資家です。業績を見る人は、株価が安くなると「業績が悪くなったからだ」と思い、結局買えなくなってしまう。良い業績を見て買うと、高値づかみしがちです。
【Q3】長年手放さない「お宝銘柄」はありますか?
(愛知県・55歳女性)
【A】大損していても、私にとっては「お宝」です!
桐谷 大和証券グループ本社(8601)は、バブル時代に1000株260万円で買って一時30万円に下落。でも辛抱してたら株主優待を新設してくれた! 今でも大損だけど「お宝」です。
【Q4】最近、株主優待の廃止が目立つけど、優待投資家を続けていいの?
(大阪府・38歳男性)
【A】優待投資家として突き進んでください!
桐谷 株主優待をやる会社が減っても、1500社前後は残るはず。私はすでに約1000社保有しちゃってますが、少ししか持っていないなら、まだいくらでも選べます!
【Q5】株主優待や配当狙いの株が値上がりしたら、いつ売ればいい?
(埼玉県・64歳女性)
【A】売り時はわからない! だからこそ優待投資家をやってます!
桐谷 「割高」と思ったタイミングで売ることもありますが、売り時はとても難しい。もしも適切な売り時が分かるなら、私は優待投資家ではなく、「値上がり益」を狙うスタイルで投資をしているはずです。
【Q6】高配当で、10万円未満で買えるおすすめ優待株を教えて!
(東京都・45歳男性)
【A】条件を満たす銘柄も、探せば結構あります!
桐谷 おすすめ株はいくつかありますが、一つ挙げるならひろぎんホールディングス(7337)。今年株主優待を一部改悪しましたが、配当だけで4%台と高いです。
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1約定ごと(税込) | 1日定額(税込) | 投資信託 ※1 |
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