【1】今日の株式相場早わかり!
大幅続伸、ハイテク株主導で3万8900円台回復
日経平均株価は大幅に3日続伸! 米国の4月消費者物価指数(CPI)は、食品とエネルギーを除くコアCPIの伸びが鈍化し、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを先送りするとの懸念が後退。米長期金利が低下する中、エヌビディアなどの半導体株を中心に買われた。こうした流れから東京市場でも買い優勢の展開となり、日経平均株価は寄り付き直後に3万8900円に迫った。一方、円相場が一時1ドル=153円台と円高に振れ、自動車株などが売られた影響もあり、買い一巡後は上げ幅を縮める場面が見られた。しかし、ハイテク株の物色が続く中、日経平均株価は取引終盤にかけて再び上げ幅を広げ、約1カ月ぶりに3万8900円台を回復して終えた。
なお、今晩の米国では4月の住宅着工件数、4月の鉱工業生産、5月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数の発表が予定されている。また、半導体製造装置のアプライド マテリアルズや小売最大手のウォルマートの決算が発表される。
【日経平均】38920.26円↑↑(+534.53円)
【グロース250】635.09↓↓(-8.43)
【NYダウ】39908.00ドル↑(+349.89ドル、15日)
【ナスダック】16742.390↑↑(+231.210、15日)
■日経平均株価チャート/日足・6カ月
【2】今日の注目株!
訪日外国人に人気「鶏のから揚げ」に注目!
日本政府観光局(JNTO)が15日に発表した4月の訪日外国人客数は、2カ月連続で300万人を突破した。2019年同月比では4.0%増となり、コロナ禍前を上回った。訪日外国人の消費動向を見ると、2024年1~3月の旅行消費額は1兆7505億円となり、前年同期比73.3%増、2019年同期比では52.0%増だった。構成比では宿泊費、買い物代、飲食費の順に多い。
三越伊勢丹ホールディングスの好決算を見れば、企業業績も訪日客の影響が大きいことは一目瞭然だ。また、飲食では寿司や天ぷらなどの人気は依然として高いが、コンビニフードも侮れない。カップ麺やおにぎり、鶏のから揚げが好評のようだ。米国ではインフレ対策で牛肉から鶏肉に消費がシフトする動きもあり、「鶏のから揚げ」に着目して鶏肉に関連する銘柄を紹介する。
上の表に関連銘柄を挙げたが、特に注目されるのは伊藤忠商事だろう。子会社のファミリーマートが提供する「ファミチキ」は訪日客からの人気が高い。また、この5月にはファミチキをお米でサンドした「サンドおむすび ファミチキ」を発売しており、「おむすび」とあわせたことで一段と人気化しそうだ。そのほか、からあげグランプリで金賞を受賞したこともある「とりサブロー」を運営する魁力屋なども注目されそうだ。
■伊藤忠商事株価チャート/日足・6カ月
【3】木曜連載「ダイヤモンドZAi最新号の注目記事」
アジア進出で “株価10倍”期待株!
発売中のダイヤモンド・ザイ6月号は、大特集「10年持ちっ放しでOK! 【配当&株価が10倍になる株】」を掲載! 今回はこの特集から、アジアへの進出によって成長が見込まれ、10年で“株価10倍”が期待できる銘柄を紹介する。国連の推計によると、2015年に73億人だった世界人口は、2050年に97億人になる。増加分のほとんどが、アフリカとアジアだ。日本でも、多くの企業が新興国で事業を展開し、その成長に乗って業績を伸ばしている。新興国の生活水準の向上により、大きな恩恵を受けて値上がりしそうなオススメ銘柄を見てみよう。
【※続きはコチラから】
⇒【日本株】アジア進出で“株価10倍”が狙える2銘柄! アニメ「ウルトラマン」が全世界配信される「円谷フィールズ」、中国⇒インドにも進出する「ヨネックス」に注目
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