AIを搭載した世界初のレジである「ワンダーレジ」。レジ待ち時間の短縮に加え、CVS(コンビニエンスストア)など小売店舗の人手不足を解消する“救世主”として、3月上旬東京ビッグサイトで開催された「リテールテックJAPAN2017」でも注目を集めた。実際に触ってみた感想は――。
「速い!」というのが率直な感想だ
ワンダーレジでは、商品を表に向けて置くだけ。支払額は驚きの認識スピードで表示され、来場者の多くは、その認識スピードに「おおっ」と驚く
どこか、近未来を想像させる白い躯体デザイン。淡く発光するレジの上に、サンプルで用意された、缶コーヒーやおにぎり、チョコレートや新聞紙を置くと、モニターにそれぞれの商品名と価格、合計金額が瞬時に表示された。電子マネーのカードをセンサーにかざすと、あっという間に支払いが完了。
ストレスを全く感じさせないスピードだ。
「展示会の初日から、小売り関係やシステム関連のお客さまが詰めかけて、説明する社員の声がかすれるほどです。公式に展示するのは今回が初めてですが、テレビ局の取材も複数入るなど、予想以上の反響に驚いています」と、「ワンダーレジ」を開発したサインポストの蒲原寧社長はうれしさを隠せない。
ワンダーレジ開発者のサインポスト蒲原寧社長