独立系管理会社であるアレップスは、賃貸仲介業の「タウンハウジング」や建設会社の「アヴェントハウス」などとタウングループを形成し、首都圏で独自の成長を遂げている。同グループの強みは、オーナー本位のきめ細かなサービスと、賃貸経営にまつわる全てのサービスをワンストップで提供できる点にある。

アレップス 新田 泉 代表取締役社長アレップス
新田 泉 代表取締役社長

 稼働率98%という数字は、タウングループのリーシング力の高さを物語っている。アレップスは1979年に東京・高田馬場で賃貸仲介業者としてスタート。以来、ハウスメーカーや建築関連会社などの系列に偏らない独立系管理会社として成長を続けてきた。

 アレップスは現在、約3万3000戸の賃貸管理を行い、賃貸仲介事業を担う同グループのタウンハウジングは、首都圏で直営74店舗を展開、年間約4万件の賃貸仲介を実現している。同社の強みは、徹底してオーナーに寄り添った企画・提案力にある。 

オーナー視点で賃貸経営をサポート高い稼働率で成長を続ける

 オーナーにとっては切実な課題である稼働率を上げるために、法人営業に力を入れるほか、メンテナンス事業部を自社で抱え、原状回復やリフォームを短時間で実現している。

 創業社長である新田泉代表は、「退去が決まっている入居者に対しては、転居トップシーズンの2、3月に退去していただけるよう、さまざまな特典を用意。空室期間が中長期化しないシーズン対策をしています」と、きめの細かい対応を語る。多店舗展開することで集客力はアップし、多くの入居者から得られる情報を基に、地域密着型のリニューアル提案を行っている。

オーナー視点で賃貸経営をサポート高い稼働率で成長を続ける