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データが重要な経営資源になるなか、「ビッグデータ」が注目されている。企業内のみならず、インターネットなど社外にある膨大で多種多様なデータを収集・分析し、的確な経営判断や競争力強化に役立てる。ビッグデータ活用のポイントを紹介する。

 ビッグデータとは何か。これといった明確な定義はないが、「膨大」で「多様」なデータを指すことが多い。まず、データが膨大になる背景として、情報技術の進展が挙げられる。データを蓄積する記憶装置の大容量化や情報端末の多様化と相まって、企業や個人が保有するデータ量は飛躍的に増えている。身近なところでは、スマート端末の登場で扱うデータの質と量が大きく変わったと実感する人もいるだろう。

 さらに、近年はフェイスブックやツイッターなどSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用が拡大。企業内のデータとは異なるネット上の「口コミ」や「つぶやき」など、膨大で多様な非構造化データと呼ばれる情報の利用価値が増し、さらなる拡大が予想される。

 

多様なデータを結び付け
ビジネス機会を拡大

 企業内やネット上のデータを活用するためのIT環境も変化。「膨大なデータを処理するコンピュータ技術や分析手法など、ハードとソフトの進化を背景にビッグデータを利用しやすい環境が整ってきました」と、マッキンゼー・アンド・カンパニーの有友圭一氏は説明する。

 こうしたなか、経営者はビッグデータをいかに取り込んでいけばいいのだろうか。企業では従来から生産や販売などの経営情報をデータベースで管理したり、データを分析して経営判断に役立てるビジネスインテリジェンス(BI)を導入したりするなど、さまざまなIT投資を行ってきた。

 これらのデータ活用法は経営の「見える化」に役立つものの、扱うデータが企業内に限定されることや、意思決定に必要なデータの収集・分析までに時間がかかるといった問題も指摘される。

 より企業の競争力を高め、収益を上げるためには、社内・社外の広範なデータをスピーディに結び付け、的確な経営判断につなげていく必要がある。

 具体的には、企業の取引データをはじめ、ネット上のSNS、モバイル、音声・動画、センサーなど、「多種多様なデータを集約し、結び付けることで新たなビジネス機会が生まれ、企業の競争力を強化できます」と、マッキンゼー・アンド・カンパニーのステファン・シュミットゲン氏はビッグデータの意義を述べる。

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