中高6年間を、 どんな友人関係の中で過ごさせたいか

早稲田アカデミー

中高6年間を、
どんな友人関係の中で過ごさせたいか

著者・コラム紹介

2020年の大学入試改革を前に、中高一貫校への受験熱は再び高まっている。教育内容が充実する付属校をはじめ、私学共学校も人気が高い。早稲田アカデミーの千葉崇博中学受験部長に、周辺事情を聞いた。

早稲田アカデミー
千葉崇博 教務本部副本部長
中学受験部長 兼 中学受験一課長

 来春から数年間、中学受験は確実に厳しくなります。今年中1になった学年が児童数減少の底で、児童数は再び上昇基調になり、大学入試改革を見越して受験率も高まっているので、来春は“思わぬ不合格を手にする”ケースが増えることが予想されます」

 そう指摘するのは、早稲田アカデミーの千葉崇博中学受験部長だ。

 その中で、有名付属校人気はさらに上昇するとみられている。単純に有名大学へエスカレーター式で行けるからという意味合いではなく、教育の中身が評価されているのだ。

 「大学が後ろにあって資金を投下できるため、教育内容や設備が非常に充実しています。また大学受験がないため、比較的自由にカリキュラムを組めるのが特徴で、グローバル教育や各種コンテストへの参加、ICT教育やアクティブラーニングなど、生徒の個性を伸ばす教育が可能になっています。さらに私立大学の定員厳格化という背景もあり、系列大学への進学が担保された上で国公立大など他大学に挑戦できる付属校が人気です」

 付属校以外の私学で人気なのは共学校。特に女子校から共学校になる学校は、女子校の“面倒見の良さ”が引き継がれる傾向があるため、保護者の人気が高いという。

 学校選びは、偏差値だけで選ばず、学校の教育方針やその内実をきちんと見ることが大切だと千葉部長はアドバイスする。そのためには、説明会などで実際に学校に足を運ぶことが必須となる。昨今はウェブ出願が多くなったため、入学試験当日に初めて学校を訪れるというケースもあるが、それでは余りにもリスクがあり過ぎる。

 「保護者の方にいつも言うのは、何よりも“中高6年間を、どんな友人関係の中で過ごさせたいか”を考え、実際の学校の雰囲気を肌で感じる、ということです。多感な時期を過ごす大切な6年間になるだけに、お子さまがその学校の校風に合うか否かは大切なポイントです。極端に言えば勉強はアウトソーシングできる。そのために進学塾や予備校が存在するわけですから」

毎年、2〜3月に行われる早稲田アカデミーの「入試報告会」。平日にもかかわらず、父親の参加が増えているという

 ちなみに早稲田アカデミーで開催する保護者会や入試報告会では、父親の参加率が年々高くなっているという。社会の一線で働いている父親だからこそ、社会で求められる能力を実感できる。そのため父親の多くは、学校の教育内容を重視した学校選びをする傾向があるという。

 2020年の大学入試改革で問われるのは、知識量ではなく思考力。今、中堅の私学を中心に入試のバリエーションが増え、思考力型入試なども登場しているが、「土台がしっかりとしている子どもは、特に対策がなくても合格していくようです。小さい頃から好奇心を発揮して、好きなことを追究したり、知ることの楽しさを身に付けた子どもたちは、土台がしっかりしています」と千葉部長は語る。

 低学年の、まだ時間に余裕がある時期に好奇心の芽を育て、勉強が好きな子どもにすること。それが合格への近道なのだ。

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