「英語が全然話せない」「皆の会話に入れない」「会議で一言も発言できない」。ネイティブを前にしたとたん、「英語が通じない」と悩む日本人は多くいます。一方で、日本人と同じく、英語でハンディがあるはずの非ネイティブは、うまくやっています。なんと、ビジネス英語には、非ネイティブが身につけるべき「絶対ルール」が存在したのです。
1年2ヵ月売上ゼロで窮地に追い込まれた著者が、今ではネイティブを部下に持ち、15か国以上の外国人プロフェッショナルをマネージするきっかけとなった、非ネイティブが実践しているテクニックを『ビジネス現場で即効で使える非ネイティブエリート最強英語フレーズ550』にまとめました。学生時代に学んだ単語でじゅうぶん。使えるフレーズを多用し、ポジティブで丁寧な言い回しを意識すれば、英語での会話は怖くありません。「こんなとき、なんて言えば?」があっという間になくなるキーフレーズを中心に紹介します。
顔が見えない相手だからこそ、
電話ではフォーマルに徹する
英語で電話をかけるときは、とりあえず「May I have~( , please)?」(〜さんとお話しできますか?)という表現を一つ覚えておけばOKです。英語のフォーマル度は、「can<could<may」の順に高くなり、「May I have ~」はフォーマル度が高いのでビジネスでの電話に最適です。
電話をかけるときに覚えておくと便利なのが、本フレーズ「May I have~(, please) ?」です。このフレーズを使うと、ビジネス電話をかけるとき、多くの表現をフォローできるので、とても便利です。
1.取り次ぎをお願いするとき
まず最初に電話をかけて、誰かに電話をつないでもらうときに「May I have ~」が使えます。
May I have Mr. Jones, please?
(ジョーンズさんをお願いできますか?)
May I have Customer Support, please?
(カスタマーサポートへ取り次いでいただけますか?)
May I have the name of the person in charge of Japanese market, please?
(日本市場の担当者をお願いできますか?)
2.相手に何かを頼むとき
何かの情報が欲しいときや、相手が不在のときに伝言や折返し電話を頼みたいときにも、「May I have ~」が使えます。
May I have your name, please?
(お名前をいただけますか?)
May I have your email address, please?
(メールアドレスを教えていただけますか?)
May I have the contact number of Customer Support, please?
(カスタマーサポートの電話番号を教えて頂けますか?)
3.聞き間違い防止のための確認のとき
口頭で話すよりも電話のこもった音での英語は、特に聞き間違えが多くなる傾向があります。電話を切る前に念のため、もう一度確認するときにも、「May I have ~」を使いましょう。
May I have your name and department again, please?
(お名前と部署名をもう一度お願いできますか?)
May I have that last sentence, please?
(最後に何とおっしゃったか、もう一度教えてもらえますか?)
May I have your email address again, please?
(メールアドレスをもう一度教えていただけますか?)
電話ではフォーマルに徹することで、「取り次ぎをお願いする」「相手に何かを頼む」「聞き間違い防止のための確認をする」をスムーズに行い、担当者への連絡やアポ取りなどを効果的に進めましょう。