2012年10月23日(火)14:00~15:30、「ソーシャルメディアの戦略的活用」をテーマに、ソーシャルメディアの実践研究家である熊坂仁美氏と、企業のソーシャル活用をサポートするパイオニア企業、セールスフォース・ドットコムでプロダクトマーケティングを統括する榎隆司氏を招いて、ダイヤモンド・オンラインWEBセミナーが開催された。

ビジネスチャンスを広げる
ソーシャルメディア活用のヒント

 ソーシャルメディアは、企業が社員や消費者とコミュニケーションを図るうえで、かつてない強力な戦略ツールだ。ソーシャルメディアを通じて、人と人とのより深い交流、より強い結びつきが手軽に実現するようになった今、グローバル企業はもとより中堅中小企業にも成功する先駆的事例が見られるようになった。本WEBセミナーでは、そうした実例をふんだんに交え、この新しいメディアを自社の戦略に正しく組み込む方法とその戦略メリットについて、熊坂仁美氏と榎隆司氏が解説した。

 まず、ソーシャルメディアの優れた利点として「個人と個人の強い結びつき=信頼」を強調する熊坂仁美氏が、主要なソーシャルメディアの運営と良質なコンテンツづくりのポイントを解説。アイデア次第でソーシャルメディア活用の幅を広げる企業の成功の秘訣を紹介した。つづいて、榎氏が、ソーシャルメディアが企業経営にかつてないほど影響を与える状況と、多様化するソーシャルメディア上の「つながり」を効果的に活用するための戦略メリットを解説。顧客接点を線と面でとらえた「ソーシャルリスニング→分析→実践」という戦略プロセスを事例とともに考察した。

 ソーシャルマーケティングの担い手として、ソーシャルメディアを自社の戦略に取り入れる企業の手法はシンプルだが、さまざまなアイデアで差別化を図っている。熊坂氏と榎氏による講義は、多角的なデータ分析をベースに具体的かつ実践的な示唆に富んでおり、ソーシャルメディアの戦略的活用のヒントを与えてくれた。

 2人の講演後は、ダイヤモンド・オンライン原英次郎編集長によるQ&A、さらに、WEBならではの受講者とのインタラクティブな交流(アンケート、意見交換など)が行なわれ、WEBセミナーは大盛況に終わった。

 動画セミナーでは、当日のWEBセミナーの様子が、実際の参加者と同じように体験できる。ソーシャルメディアを通じたビジネスチャンス拡大を考える上で、ぜひ両氏の講義を聴講していただきたい。

 

  

講師プロフィール
熊坂仁美(くまさか・ひとみ)
株式会社ソーシャルメディア研究所代表取締役
Facebookをはじめとしたソーシャルメディアのビジネス活用の実践研究家。企業のソーシャルメディア導入および運営のコンサルティングを行う傍ら、ソーシャルメディアのビジネス活用についての企業研修や講演を 全国で行っている。『Facebookをビジネスに使う本』(ダイヤモンド社)は、Facebook、Twitter、YouTubeでの口コミにより発売前からアマゾン部門1位を取り、ベストセラーとなる。
榎 隆司(えのき・りゅうじ)
株式会社セールスフォース・ドットコム執行役員
東京大学工学部卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社入社。開発製造部門を中心に管理、サブシステム開発、中型システム製品技術、営業部長、SE部長を歴任し、e-ビジネス事業の立ち上げに従事。JV(ジョイント・ベンチャー)の立ち上げ、オペレーションにも参画。ストレージ専業メーカーである株式会社アドテックス専務取締役を経て、2005年5月、セールスフォース・ドットコム株式会社入社、2008年より現職。

 

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