日常生活のあらゆる場面で利用できるようになったクレジットカード。今後は、単なる決済手段ではなく、クレジットカードを使うことが生活防衛につながる可能性も出てきている。
カード評論家
岩田昭男
クレジットカードのオピニオンリーダーとして活躍。消費者の立場にたった賢いカードの使い方を啓蒙している。NPO法人「消費生活とカード教育を考える会」
(http://cce.or.jp)理事長。
岩田昭男
クレジットカードのオピニオンリーダーとして活躍。消費者の立場にたった賢いカードの使い方を啓蒙している。NPO法人「消費生活とカード教育を考える会」
(http://cce.or.jp)理事長。
決済手段のひとつとして日常生活に根付きつつあるクレジットカード。カード事情に詳しい岩田昭男氏は、「今後は、クレジットカードと電子マネーの一体化と、クレジットカードの利用で付与されるポイントの貨幣化が進むことで、キャッシュレス時代が到来する」と説明する。
すでに首都圏などでは、財布を忘れても電子マネーが使えるケータイがあれば、電車にも乗れるし、買い物もOKと、何とかなってしまう。さらにクレジットカードがあれば、鬼に金棒だ。
「クレジットカードの利用範囲も格段に広がり、電気やガスなどの公共料金はもちろん、一部病院窓口での医療費、コンビニでの少額の支払いなどにも使えます。市区町村によっては自動車税や固定資産税、住民税などもカード払いが可能。クレジットカードから交通機関のICカードにチャージすれば、ポイントも貯まりやすい」
クレジットカードは利用額に応じてポイントが付与される。「貯まったポイントは、ギフトカードに交換できるので、現金払いよりカード払いのほうが節約につながるのです。今やクレジットカードは、有効な生活防衛手段といえるでしょう」