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海外がますます身近になる一方で、いまだに多くの日本人が海外でトラブルに巻き込まれている。海外出張ではどこに気を付けるべきか。リスクマネジメントの専門家で海外経験も豊富な国際戦略デザイン研究所の林志行・代表取締役に聞いた。

国際戦略デザイン研究所
http://www.isd-r.com
代表取締役CEO
林 志行(りん しこう)氏

 旅行者だけでなく、ビジネスパーソンが海外出張でトラブルに遭うことも多い。もちろん社員のリスク管理は会社の責任ではあるが、最終的には自分の身を守れるのは自分しかいない。では海外出張時のリスクに、個人はどう対処するべきなのか。

 渡航先の治安や犯罪状況などの情報収集は基本中の基本だが、リスクマネジメントの専門家である林志行・国際戦略デザイン研究所代表取締役は、できるだけ偏りのない、最新の情報を入手することが必要と説く。

 「一般的な安全情報については、外務省や現地大使館のウェブサイトでも提供されていますが、あれはあくまでも日本人向け。外交事情によって、あいまいな記載になっていることもあります。米国国務省や英国外務省のサイトには、より詳しい現地の情報が書かれているので参考にするといいでしょう。政府関係者や商社に勤めている人、現地に滞在している知人からの情報もとても貴重です」

現地に溶け込み
目立たないようにする

 日中英台の4ヵ国語を操り、グローバルに活躍する林氏。海外出張も多く、荷物の紛失からホテルのセーフティーボックスの故障、飛行機の不時着まで数々のトラブルに遭った経験を持つ。そんな林氏が滞在先で気を付けているポイントは、目立つ行動を避けることだ。

 「派手な格好や高級そうな服装は、犯罪者に狙われやすい。できるだけ目立たず、現地に溶け込むような服装がいいでしょう。私は現地で買った服を、次回行くときに着ていくこともあります。買い物の際に財布を開くときは、多額の現金やゴールドカードなどを見られないように気を配ります」

 街中においても、目立つ行動は避けることが肝心だ。地図やガイドブックを広げるといった行為は、旅行者ですとアピールしているようなもの。スマホで写真を撮り、SNSに写真をアップする間にも、誰かが自分を狙っていると意識しよう。

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