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赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる
【第11回】 2015年7月29日
著者・コラム紹介バックナンバー
久保田競 [京都大学名誉教授・医学博士],久保田カヨ子 [脳科学おばあちゃん]

【0歳からの赤ちゃん教育4】
一日も早く、はいまわれるように
<第4期・つかまり立ち期
――5ヵ月半から8ヵ月ごろまで>

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当時のベストセラーとなり、名著『幼稚園では遅すぎる』著者でソニー創業者の井深大氏も絶賛した、久保田競+久保田カヨ子著『赤ちゃん教育』(1983年刊、その後絶版)。
中古書籍を扱うアマゾンマーケットプレイスでは、1万56円のプレミア価格がついた。あまりに貸出が多く、本がボロボロになり、国立国会図書館からも消えた。
そんな“0歳からの伝説の育児バイブル”が、190点近いイラストも一新して、最新の脳科学データ満載で完全リニューアル!
発売以来、Amazon.co.jpの「子育てジャンル」でベストセラーとなっている。
脳科学の権威である久保田競氏と『中居正広の金曜日のスマたちへ<金スマ>』(TBSテレビ系)などで“脳科学おばあちゃん”と紹介された久保田カヨ子氏だが、クボタメソッドの原点はすべて『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』にある。
注目の新刊から、「脳科学の権威」と「脳科学おばあちゃん」に、第4期【つかまり立ち期】の骨子を語ってもらった。

一日も早く、はいまわれるようにするには
――動きを止める学習

久保田 競
(Kisou Kubota)
1932年生まれ。医学博士、京都大学名誉教授。世界で最も権威がある脳の学会「米国神経科学会」で行った研究発表は日本人最多の100点以上にのぼり、現代日本において「脳、特に前頭前野の構造・機能」研究の権威。2011年、瑞宝中綬章受章。『ランニングと脳』『天才脳をつくる0歳教育』『あなたの脳が9割変わる!超「朝活」法』など著書多数。

 私たちは0ヵ月からの「赤ちゃん教育」を次の5つの時期に分けて考えています。

【第1期 反射期】……誕生から1ヵ月半くらい
【第2期 首すわり期】……1ヵ月半から3ヵ月半ごろまで
【第3期 腰すわり期】……3ヵ月半から5ヵ月半ごろまで
【第4期 つかまり立ち期】……5ヵ月半から8ヵ月ごろまで
【第5期 二足歩行期】……歩きはじめるころ以降

 第4期(つかまり立ち期、5ヵ月半から8ヵ月ごろまで)の赤ちゃんは、まだ自分の身体を移動することができません。

 しかし、身体のまわりにあるものを自分のほうへ運ぶことはできます。まわりにあるものを見つけ、手にとることはできるのです。

 腕と脚をさかんに動かすようになって、やがてうつぶせからあおむけの姿勢に、またあおむけからうつぶせの姿勢に、身体の位置を変えることを覚える時期です。

 この時期の目標は、「ハイハイ」ができて、地上を四足で移動できるように一日も早くすることです。

久保田カヨ子
(Kayoko Kubota)
1932年、大阪生まれ。脳科学の権威である京都大学名誉教授・久保田競氏の妻で2人の息子の母。長男が一級建築士、次男が東京大学に合格。約30年前に、日本における伝統的な母子相伝の育児法を見直しながら、自身がアメリカ在住時と日本で実践してきた出産・育児経験をもとに、夫・競氏の脳科学理論に裏づけされた“0歳から働きかける”クボタメソッドを確立。テレビなどで「脳科学おばあちゃん」として有名。『カヨ子ばあちゃん73の言葉』『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』『カヨ子ばあちゃんのうちの子さえ賢ければいいんです。』など著書多数。ズバッとした物言いのなかに、温かく頼りがいのあるアドバイスが好評。全国からの講演依頼もあとをたたない。

 赤ちゃんが移動する目的は遠くにあるものに直接さわって好奇心を満足させることですから、手の働きをいっそう強めるようにしなければなりません。

 実際、この時期の赤ちゃんは、お母さんが手をかさなくても、自分で手を使い寝がえりをうつうちに、「ハイハイ」ができ、はっていくようになりますが、それだけでは脳を十分働かせたことにはなりません。赤ちゃんが一日でも早く、はいまわれるよう、お母さんが助けるのです。

 自分ではいまわれるようになると、危険が増えてきます。ここでは、2つの新しいことができなければなりません。

 つまり、お母さんが「ダメ」といったら動きを止めることと、自分で動きを止めることを学習しなければならないのです。

 してもらっては困ることを赤ちゃんがしようとしたら、「ダメ」と大声でいい、すべての運動をストップさせます。ストップしたらほめて、C線維カレス系システム(→くわしくは『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』をご参照ください)を働かせて気持ちよくなってもらいます。

 こうして、禁止命令語を学習させましょう。

 すべての運動や行動は前頭前野が働いてはじまるのですが、運動や行動をストップする指令でも前頭前野が働いています。

 第4期(つかまり立ち期)には、このことを学習しなければなりません。なにかを見たり聞いたりしたら、動きを止めることを学習しなければならないのです。

 それが教育、訓練、赤ちゃんから見れば、学習、勉強なのです。

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久保田競 [京都大学名誉教授・医学博士]

1932年生まれ。医学博士、京都大学名誉教授。世界で最も権威がある脳の学会「米国神経科学会」で行った研究発表は、日本人最多の100点以上にのぼり、現代日本において「脳、特に前頭前野の構造・機能」研究の権威。2011年、瑞宝中綬章受章。
『ランニングと脳』『天才脳をつくる0歳教育』『天才脳を育てる1歳教育』『天才脳を伸ばす2歳教育』『赤ちゃんの脳を育む本』『あなたの脳が9割変わる!超「朝活」法』など著書多数。

久保田カヨ子 [脳科学おばあちゃん]

 

1932年、大阪生まれ。脳科学の権威である京都大学名誉教授・久保田競氏の妻で2人の息子の母。約30年前に、日本における伝統的な母子相伝の育児法を見直しながら、自身がアメリカ在住時と日本で実践してきた出産・育児経験をもとに、夫・競氏の脳科学理論に裏づけされた、“0歳から働きかける”久保田式育児法〈クボタメソッド〉を確立。この20年で3000人以上の赤ちゃんの脳を活性化させてきた。テレビなどで「脳科学おばあちゃん」として有名。2008年、株式会社『脳研工房』を立ち上げ、現在代表取締役。著書に、累計25万部突破のシリーズ『カヨ子ばあちゃん73の言葉』『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』『カヨ子ばあちゃんのうちの子さえ賢ければいいんです。』『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』『赤ちゃん教育──頭のいい子は歩くまでに決まる』『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』など多数。ズバッとした物言いのなかに、温かく頼りがいのあるアドバイスが好評。全国からの講演依頼もあとをたたない。

【脳研工房ホームページ】
http://www.umanma.co.jp/

 


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