正込大輔 弁護士
中央大学法学部法律学科卒業後、中央大学大学院法務研究科修了。2008年12月弁護士登録

 晴海パートナーズ法律事務所は司法修習同期の5人の弁護士によって2015年1月に設立された。創設メンバーの一人、正込大輔弁護士は次のように語る。

「企業法務関連、住宅・建築関連、事業再生関連、倒産、交通事故関連、建物明渡の訴訟など、5人のメンバーはそれぞれ得意分野をもっています。設立前に話していたのは、得意分野をもつ弁護士が集まることで、専門性と同時に多様性を前面に打ち出すこと。専門医院的な弁護士事務所は多くありますが、我々は総合病院のような存在でありたいと思っています」

末岡雄介 弁護士
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、中央大学大学院法務研究科修了。2008年12月弁護士登録

 メンバー間の横の連携はスムーズで、意見交換も日常的に行なわれている。末岡雄介弁護士はこんな事例を紹介してくれた。

「私は住宅・建築関係を主に取り扱っていますが、以前、資金繰りに行き詰まっている経営者から『縮小してでも事業を続けたい』という相談を受けたことがあります。そこで、事業再生案件の経験豊富なメンバーの櫻井康史弁護士から、どんな書類が必要なのか、金融機関とはどう交渉を進めればいいのか意見を聞き、対応したことがありました。自分の得意分野でなくても、クライアントに満足していただくことが可能なので、『なんでも相談してください』と、自信をもって言えますね」

同世代の起業家たちを
法務面でサポートしたい

 また、税理士法人が併設されているのも大きな特徴であり、相続税など税金対策が求められたときも、税理士と協力しながら、迅速かつ的確な対応が可能だ。

 メンバーの年齢は35歳から40歳までと若く、クライアント企業には同世代の経営者も多いため、共感できる場面もよくあるという。

「この経営者がどんな会社をつくるのか、見てみたい。そんな気持ちで向き合うこともあります。同世代の起業家たちを法務面でサポートしながら、私たちも一緒に成長していきたいですね」

 5人の青年弁護士の志を、正込弁護士はそんなふうに代弁した。

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