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イノベーションを起こす「越境人材」の育成

日本財団 連載第3回

人口減少が本格化していく中で、企業が生き抜いていくためには、イノベーションが不可欠といわれる。一方で、環境問題や貧困問題など、現代の社会課題はいっそう複雑さを増しており、この解決においてもイノベーションは欠かせないものとされている。  イノベーションを起こすには、固定観念や常識といったこれまでの型にはまらない発想を持つ人材が必要だが、企業も行政もNPO(民間非営利団体)も、そうした人材が偶発的に登場するのを待っているわけにはいかない。では、どうしたらそのような人材が育てられるだろうか。  本連載第2回では、イノベーションを起こすには異分野の人間が集まることが必須であり、ハブとなるリーダーには、人々を集めるだけでなく巻き込む力が必要になるという事例を見てきた。最終回となる今回は、企業に所属する人間がソーシャル領域でどのように異分野の人々を巻き込む力を身に付け、元の職場に戻ったときにいかにイノベーションを起こす人材力として貢献し得るかを見ていきたい。

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