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「つぶやき」からリッチコンテンツへ。
五感に訴える表現が顧客をつかむ

デジタルコンテンツ「維新」

2011年4月15日
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ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアユーザーが急速に拡大し、企業のマーケティング戦略は大きく変わりつつある。顧客とのコミュニケーションツールが多様化するなか、いま注目されているのが「情報の表現力」というコンテンツの多様性だ。新しい時代に顧客をつかむコンテンツとは何か。事情に詳しいアジャイルメディア・ネットワークの徳力基彦・代表取締役に聞いた。

 「ツイッターやミクシィなどのソーシャルメディアが人気を得たのは、サービス自体の機能よりも、友人の話題や情報が多くの人にとって最も魅力的なコンテンツだから、ということを忘れてはいけません」

徳力基彦 とくりき もとひこ
NTTにて法人営業やIR活動に従事した後、IT系コンサルティングファームを経て、2002年にアリエル・ネットワークに入社。情報共有ソフトウエアの企画や、ブログを活用した マーケティング活動に従事する。アジャイルメディア・ネットワークには06年の設立時から運営に参画。07年7月に取締役、09年2月に代表取締役に就任。

 アジャイルメディア・ネットワークの徳力基彦・代表取締役は、ソーシャルメディアが急速に普及した主な理由をこう分析する。

  昨年来のツイッター(Twitter)ユーザーの拡大は、その機能が携帯電話から手軽に友人の状況を知ることができる点に特化していることに起因するという。

  昨今のフェイスブック(Facebook)の普及もあり、企業が顧客に接する方法は大きく変わり始めている。そして、ソーシャルメディアの特性をうまく生かし、新たな顧客獲得に成功した企業も現れ始めている。

  徳力氏は、企業がソーシャルメディアを通じて顧客に接する場合も、「魅力あるコンテンツ」と「適切なタイムラインの選択」が成功の鍵だと語る。また、文字ベースのサービスだけでなく「ユーチューブ(YouTube)」など動画投稿サイトも企業の顧客獲得戦略ツールとして不可欠だと指摘する。

「つぶやき」から視覚や聴覚に訴える
リッチメディアへ

  ツイッターに短いテキストを投稿することを俗に「つぶやく」という。これが「つぶやく=テキスト投稿」という思い込みにつながっている事実がある。

「人は五感でコミュニケーションをする生き物。単純な140文字の文章でなく、写真や動画へのリンクのほうがじつは見る側に響く“つぶやき”になる場合も多い」(徳力氏)

  たとえば、ユーチューブなどの動画投稿サイトに関連動画を掲載し、ツイッターのつぶやきに動画のURLを掲載するといった工夫を行う。アジャイルメディア・ネットワークの調査でも、フェイスブックのページには写真や動画を投稿するほうが、より多くのリアクションを獲得できることが確認できているという。

  動画投稿サイトとツイッターやフェイスブックなどのタイムラインを組み合わせることで、視覚や聴覚に訴えるコンテンツをより多くの人に見てもらうことができるわけだ。
しかし、やみくもにソーシャルメディアを使うだけでは、特に企業の顧客獲得戦略においては効果が出ない場合もある。

 「企業のソーシャルメディア活用でよく見かける失敗例は、マスメディア的な発想で情報を発信している企業。たとえばツイッターを『フォロワー(読者)を増やして製品を売り付ける場』ととらえても、決してうまくいきません」(徳力氏)

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