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最新の科学でわかった! 最強の24時間
【第2回】 2017年5月2日
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長沼敬憲

仕事がはかどるゴールデンタイムは1日2度ある

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私たちの体の中には、「体内時計」と呼ばれる時間が備わっています。
この体内時計を動かす源にあるのが「時計遺伝子」(体内時計をつかさどる遺伝子群)で、私たち人間の体はこの遺伝子によって、目覚める、お腹が減る、眠くなる、などといった生きるための基本的なリズムを刻んでいます。人体の活動の多くは時計遺伝子によって支配されているといってもいいかもしれません。
この時計遺伝子の働きに基づいた時間医学、時間栄養学といった最新の科学的知見をベースにしながら、体内時計に従って日々、常に快適で効率よく過ごす秘訣を紹介していきます。

仕事がはかどるゴールデンタイムは
1日に2度ある

 1日8時間、残業があれば10時間以上働き続けるという人も多いと思いますが、それだけの長時間ずっと集中するのはさすがに無理というもの。決められた作業を効率よく進めたり、いいアイディアを出したり、会議で活発な意見を出したり、そうした能力もまた体内時計のリズムの影響を受けており、1日の中でも「仕事がはかどりやすい」時間が存在します。ただやみくもに頑張るのではなく、体のリズムに沿っていったほうが、能力は引き出されやすいのです。

 1日のうちで仕事がはかどる最初のピークは、午前中の8~10時です。
 ここには、睡眠中の脳の働きが関わっています。
 睡眠中の脳は、浅い眠りである「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」を繰り返していることが知られていますが、この過程で脳にたまった老廃物が取り除かれ、リフレッシュされます。しっかり睡眠をとり、脳がリフレッシュされていれば、それだけで午前中は脳が自然と活性化し始める時間帯なのです。
 まだ体温が十分に上がっていない午前中は、激しく体を動かすにはあまり適していませんが、脳を働かせるデスクワークに関してはスタートダッシュにもってこいの時間にあたります。

 では、次の「仕事がはかどるピーク」は何時でしょうか。

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長沼敬憲

長沼敬憲(ながぬま・たかのり)
1969年生まれ。サイエンスライター、出版プロデューサー&エディター。30代で医療・健康・食・生命科学の分野の取材を開始し、代謝・免疫・腸などの専門領域を中心に多くの医師・研究者をインタビュー、書籍の企画編集を手がける。エディターとして累計30万部を超えた「骨ストレッチ」シリーズ、『人の健康は腸内細菌で決まる!』(技術評論社)、『医者が教える長生きのコツ』(PHP研究所)、『医師と僧侶が語る 死と闘わない生き方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などを担当。著書に『腸脳力』(BABジャパン出版局)、共著に『人生を変える骨ストレッチ』(ダイヤモンド社)などがある。

 


最新の科学でわかった! 最強の24時間

人間には「時計遺伝子」が存在し、その遺伝子の働きによって、起床、就寝、睡眠、食事、代謝、学習効率など、日常の行動のすべてが支配されているといっても過言ではない。代謝が進みやすい時間帯、脂肪が蓄積しやすい時間帯、集中力が高まりやすい時間帯、運動効率の上がりやすい時間帯、細胞修復の進む時間帯、体調の乱れやすい時間帯、睡眠に入りやすい時間帯……など、人の1日の行動には、それぞれ最も適した時間帯がある。さまざまな日常行動にとって一番効率のいい時間帯を理解して、どうせ同じ時間を使うなら最適な時間に行動する生活を習慣づけることをおすすめしたい。

「最新の科学でわかった! 最強の24時間」

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