大塚咲さん(本人提供)
本記事はハフポスト日本版からの転載記事です

 元AV女優で、現在は写真家・画家として活動する大塚咲さんは不満を感じている。改正刑法の強姦罪の規定に関してだ。

 刑法の性犯罪に関する条文が110年ぶりに改正され、7月13日に施行された。被害者本人が加害者を告訴しなくてはならない「親告罪」を廃止。強姦の場合は最低3年だった懲役が最低5年となり、性犯罪をより厳しく罰するようになった。

 しかし、大塚さんは次のように指摘する。

「親告罪ではなくなったのはいいことだと思うけど、『5年か』って鼻で笑ってしまいましたよ。身体を傷つけたら厳しい罪に問われるのに、心ってものに対してはずいぶん価値を低く見積もってるなと。レイプは魂の殺人です。だからそれなりに罪を重くしないと。最低5年では、今後も被害者は減らないと思います」

フラッシュバックに苦しめられたレイプ被害

 大塚さんには壮絶な過去がある。高校1年生だった15歳の時、英語検定を受けるために学校に向かう途中、見知らぬ男からレイプされた。ナイフを突きつけられ、首を絞められて「声出したら、殺すよ?」と笑いながら犯され、抵抗などできなかった。6月に出版した著書『よわむし』(双葉社)で、その時のことをこう振り返っている。