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混迷日本で幸せになるための“21世紀型”リテラシー
【第6回】 2011年9月5日
著者・コラム紹介バックナンバー
山口揚平 [ブルーマーリンパートナーズ 代表取締役]

「好き」で「食う」を実現するには?
AKB48とハーバードに共通する成功法則

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「人生は公平ではない。若者よ、早くそれに慣れよ」――かつてビル・ゲイツが言ったように、日本社会の「平等性」や「平均性」は経済衰退に伴って失われていくだろう。そんななか個人の才能を土台として、社会にどのような価値を提供できるだろう。そういうと、「好き」なことでは「食えない」と諦める人がいるが、そんなことはない。カギは、「好き」を極めるのでなく、「好きを継続させる土台(システム)」をつくることにある。

 今週は、本論に入る前に日本の未来について一言。

 どうあがいても今後、日本が衰退することは間違いない。

だが、それは日本全体が“均等”に衰退することを意味しない。全体はゆるやかに低迷しつづける一方で、とがった個人や一部の地域・組織(企業)が突出する。

 つまり、これからの日本は、“まだら”模様となり、“凸凹”が目立つ世界になるはずだ。

 具体的に言おう。

 現在でも傾向はあるが、今後は、才能あふれ、個性的で、外見も優れた日本人がさらに輩出され、彼らには世界的にスポットライトが当たる。かつてはイチロー、宇多田ヒカル、今なら石川遼や浅田真央に相当するグローバル人材が、急速にしかも多数輩出されるだろう。

 多くの日本人は彼らを応援するかもしれないが、切ないことに、彼ら自身は、自分たちを日本人(同類)だと思わない。彼らは日本国民全体の0.01%を占める『地球人』である。残りの日本人のうち、80%は、各地域ローカルで生活をする『地域人』、20%は、東京~上海~シンガポールを行き来する『アジア人』のサラリーマンとなる。

学校を出た後の世界は
平等ではない。早く慣れよ

 日本において“平均”は意味をなさなくなり、“平等”は消滅する。

 「平等」に固執する人々は、もっとも大きな精神的苦痛を味わうことになるだろう。

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山口揚平 [ブルーマーリンパートナーズ 代表取締役]

早稲田大学政治経済学部卒。1999年より大手コンサルティング会社でM&Aに従事し、カネボウやダイエーなどの企業再生に携わった後、独立・起業した。企業の実態を可視化するサイト「シェアーズ」を運営し、証券会社や個人投資家に情報を提供、2010年に同事業を売却後、12年に買い戻した。現在は、コンサルティングなど複数の事業・会社を運営する傍ら、執筆・講演を行う。専門は貨幣論・情報化社会論。著書に『なぜか日本人が知らなかった新しい株の本』(ランダムハウス講談社)』『企業分析力養成講座(日本実業出版社)』『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか(アスキー・メディアワークス)』。
ブルーマーリンパートナーズ 公式サイト http://www.bluemarl.in/
Twitterアカウント http://twitter.com/yamaguchiyohei

 


混迷日本で幸せになるための“21世紀型”リテラシー

「唯ぼんやりとした不安」を理由に、芥川龍之介が自殺したのは35才のときだった。80年以上前の、繊細で複雑な作家の心境と単純に比較はできない。だが現代の若者には、将来への不安感がより広く蔓延しているのではないだろうか。日本の財政は危機的状況にあり、経済も低成長化が加速するなか、個人も国も変化を求められ、将来の見通しは不明瞭だ。たとえば、よい学校へ行き、大企業に入るーーーーそんな、高度成長期に一般的に良いとされた働き方や価値観も大きく揺らいでいる。今、私たちを取り巻く環境はどのように変わろうとしているのか? また、そのなかで生きていくために求められるリテラシーとは何か? グローバル・コンサルティング会社勤務に始まり、起業や事業売却を、30代前半までに経験した山口揚平が、痛感した社会の変化とサバイバル術を語る。

 

「混迷日本で幸せになるための“21世紀型”リテラシー」

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