経営 × 財務

【エグゼクティブ・インタビュー】日本IBM × 日本オラクル
「デジタル変革」を目指す企業の
最新技術との付き合い方

2017年11月10日
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必ずやり遂げるという強い意志で
粘り強く変革に取り組むことが肝要

――IBMとオラクルの協業によって、顧客のデジタル変革を支援している事例についてお聞かせください。

平田:これは米国で進んでいる取り組みですが、オラクルの「Oracle Procurement Cloud」と我々のWatsonを連携させて、お客様の購買業務を支援するような仕組みを提供しています。例えば、Watsonに世界中の天候にかかわる情報やニュースなどを取り込んで、仮にお客様がある農作物を仕入れる際、いつも仕入れている地域が天候不順だった場合などには、価格の上昇や、作物の品質の低下が懸念されることから、別の地域からの仕入れをシステムが提案したり、現在仕入れている企業がM&Aにより買収される可能性があるとか、また別の会社が収益を伸ばしていて有望であるとか、そうした多面的な判断に基づく提案も行います。さらに、仕入れ先を変えた際の収益上の変化や、顧客満足度の変化といったことまでを分析してくれるというものです。

――最後に、デジタル変革を目指す企業の経営者に向けて、アドバイスをお願いします。

我妻:自社の強み、あるいはその抱える課題も含めて、いま一度自らの会社を正しく把握し、そのうえでビジネスや業務のあるべき姿を描いて、それには何が必要かをしっかりと見定め、取り組みを推進していくことが肝要だと思います。ここで強調したいのは、決してこれまでやってきたことを捨てるというのではないということ。それまで培ってきた自社ならではの強みを生かしながら、そこに新たなテクノロジー、新たな発想というものを融合させていくというアプローチです。今やシステム的にもそうしたことが非常にやりやすい時代となっています。困難や抵抗があっても、必ずや、やり遂げるという強い意志をもって、粘り強く変革を実践していっていただきたいと思います。

桐生:システムや技術が成熟してきているのと同様、われわれベンダーのほうにも豊富なノウハウや知見が蓄積されてきています。それらをベースに、今後もオラクルでは、IBMさんとも密接に連携しながら、デジタル変革に向けたお客様の取り組みをしっかりと支えていきたいと考えています。

(取材・文/丸沼 潔、伊藤一徳 撮影/西出裕一)

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