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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

スペシャル対談 勝間和代、ジャック・アタリと「日本の未来」を語る

週刊ダイヤモンド編集部
2009年11月13日
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世界秩序が大きく変わろうとしている。アメリカが超大国でなくなり、中国・インドが台頭するなかで、日本の存在感は薄まりつつある。人気経済評論家の勝間和代が、世界金融危機を予言したことで改めて注目を浴びる知の巨人、ジャック・アタリと熱く語り合った。世界構造の変化が急加速するなかで、日本の進むべき道はどこにあるのか。キーワードはずばり「利他主義」と「人口政策」だ。(聞き手/『週刊ダイヤモンド』副編集長 藤井 一)

勝間和代&ジャック・アタリ

勝間 21世紀における世界構造の変化を読み解くに当たって、まずは世界金融危機の本質をどう理解するべきでしょうか。

アタリ アメリカ、ヨーロッパ、日本の疲弊が最も大きな問題であるということです。

 経済成長のためには人口、貯蓄、技術革新、資源が必要です。この4つのリソースが西洋社会では賄えなくなってきて、移民に頼っている。アメリカ、ヨーロッパでも技術革新は進んでいますが、実際にそれを担っている人たちは、ほとんどがよその国から来た人たちなのです。

 お金も同じですね。金融システムは先進国に資金を呼び込むためにある。特にアメリカの金融システムは非常に急速な勢いで拡張したけれども、そうであるがゆえに制御不能になった。

 アメリカでは、多くの人びとの給与を低く抑えて、(サブプライムローンなどで)借金漬けにしました。そうすることで、あたかもお金がグルグル回っているという幻想を抱かせた。

 国家経済の疲弊を覆い隠すために、債務によって成長を促進したということですね。アメリカはもう疲れ切っていて、成長を牽引していくだけの活力を失っているのだと思います。

勝間 そうなると、アメリカの没落に歯止めはかからない?

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