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金融市場異論百出

ユニクロがファッション1位
中国ブランドイメージの傾向

加藤 出 [東短リサーチ取締役]
2012年10月10日
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 中国の経済誌「第一財経周刊」10月8日号は、今年のブランドイメージランキングを掲載した。中国で企業に勤める男女3143人に行った調査結果だ。内容から判断すると、調査時期は、日本政府が尖閣諸島を国有化する前だったのではないかと思われる。

 ファストファッションの人気1位はユニクロだ。昨年は2位だったが、今年はZARA、H&Mという強豪を抑えた。ただし、高級ファッションは、1位のルイ・ヴィトンをはじめ10位まで欧米ブランドに占拠されている。

 入門級腕時計の1位はカシオ。2位のスウォッチを大幅に引き離している。しかし高級腕時計は1位ロンジン、2位オメガであり、日本勢の姿は見えない。昨年もベスト10に日本勢はいなかった。

 自動車では、小型車は1位フォルクスワーゲン、2位アウディで、日本車は6位トヨタ、7位ホンダ、9位日産だ。上位10社に3社入っているのだからまだいいが、価格帯が高くなるにつれ、日本勢の影は薄くなる。中型車は1位から8位まで欧米勢に占められ、ようやく9位レクサス、10位トヨタだ。高級車は、上位10社のうち8社が欧州勢、日本勢は6位レクサス、9位インフィニティである。

 テレビは昨年に続きソニーが1位、シャープは4位から2位に上昇、パナソニックは変わらず8位。中国における日系ブランドのイメージはまだ高いように見えるが、同誌は、トレンドとしての日系メーカーの凋落を指摘している。ベスト10の他の7社は、5社が中国勢、2社が韓国勢。

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加藤 出 [東短リサーチ取締役]

東短リサーチ取締役チーフエコノミスト。1988年4月東京短資(株)入社。金融先物、CD、CP、コールなど短期市場のブローカーとエコノミストを 2001年まで兼務。2002年2月より現職。 2002年に米国ニューヨークの大和総研アメリカ、ライトソンICAP(Fedウォッチ・シンクタンク)にて客員研究員。マネーマーケットの現場の視点から各国の金融政策を分析している。2007~2008年度、東京理科大学経営学部非常勤講師。2009年度中央大学商学部兼任講師。著書に「日銀は死んだのか?」(日本経済新聞社、2001年)、「新東京マネーマーケット」(有斐閣、共著、2002年)、「メジャーリーグとだだちゃ豆で読み解く金融市場」(ダイヤモンド社、2004年)、「バーナンキのFRB」(ダイヤモンド社、共著、2006年)。


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