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金融市場異論百出

話題曲「インフレーション、それともデフレーション?」

2009年7月30日
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 米国のカントリー歌手、M・ハザード氏の最近の曲「インフレーション、それともデフレーション?」が、欧米の主要メディアで大きな話題となった。

 「ミニ大恐慌だ。市場は発狂した。FRBは数兆円も刷っている。その努力は機能するのか? インフレーション、それともデフレーション?教えてよ、答えられるなら。われわれがなるのはジンバブエ?日本?」。

 彼は自称「モーゲージ担保証券、デリバティブ等を書いた最初にして唯一のカントリー歌手」である。曲に出てきたジンバブエは、政府支出をジンバブエ準備銀行(中央銀行)の信用で賄い続けた。

 結果、ハイパーインフレが起き、昨年7月の前年比インフレ率は2億3100万%になった。

 11月のジンバブエ準備銀行のバランスシートを見ると、資産の92%が「投資」だった。政府に命ぜられるままにマネーをばらまいたようだ。

 インフレ率の公表は8月以降停止されたが、米国の経済学者が昨年12月に書いたコラム(「フォーブス」誌)によれば、推計インフレ率は、65後にゼロが107個続く状態だったという。国民経済は崩壊していた。

 昨年12月から今年1月にかけて、同国はついに100兆ジンバブエ・ドル札を発行する(先日、東京・中野のコイン商をのぞいたら、一枚2000円で売っていた)。

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