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企業サイトを検索で上位表示に導く「SEO」の考え方に根本的な転換が求められている。自動生成コンテンツや隠しリンク、不適切な外部リンクといった企業側の対応が、Googleのガイドライン違反警告を受け、検索表示順位を落とす事例が続出。従来のSEO手法はもはや通用しなくなっている。SEO専門企業として高い実績を誇るウィルゲートの吉岡諒氏に新時代のSEOのあり方を聞いた。

ユーザーに真摯に向き合い
本当に役立つ情報提供を

 「中身のない外部リンクで順位を上げる方法はもはや通用しない。これは確かなことですが、リンクを増やすといった外部施策は、そもそもSEOの一部にすぎません。SEOには『ウェブサイトの企画』『キーワード選定』『内部/外部施策』という三つの段階があり、今後はより本質的な施策の重要性が高まっていくと思います」

吉岡 諒
ウィルゲート専務取締役

 Googleのペナルティ強化が業界に大きな影響を与えたことは認めつつ、より健全な発展に向かう契機として期待のほうが大きい、というのが吉岡氏の見解だ。氏自身、よりコンサルティング色の濃い業務が求められるようになったことを実感しているという。

 「例えばキーワードの選定の際は、提案に先立って検索されやすいワードの組み合わせを調べ上げ、クライアント企業はもちろん競合他社の強み弱みを数値的に可視化するリポートを作成するといったSEOベンダーのサービスがあります。かなり煩雑な作業ですが、ここをきちんとやることで『このワードは検索ニーズが高いのに、対応するページが御社のサイトにない。タイトルにワードを盛り込む形でページを作れば、上位表示を狙えます』といった根拠のある提案ができる。このように、サイトの企画まで踏み込んだ提案が一般化しつつあり、企業からも注目されています」

 また、これからのSEOを考える上で絶対に無視できないのがSNSの影響力だ。すでに「いいね!」数やツイート数が評価項目として組み込まれるようになっており、今後もこの流れが加速するのは間違いない。

 「SNSでの拡散を目指す場合は、コンテンツの有用性だけでなく面白さが大きな武器になります。『SNSで受けるコンテンツ』作りに特化するのも新時代のSEOの一つといえるでしょう」

 検索エンジンへの対応にきゅうきゅうとするのではなく、ユーザーに真摯に向き合い、本当に必要とされる情報を提供すること。より本質的な活動へのシフトが求められているのだ。

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