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【「カンブリア宮殿」出演記念】 東京R不動産×ほぼ日で「働き方」について語りました。
【第5回】 2015年4月22日
著者・コラム紹介バックナンバー
林 厚見,吉里裕也,篠田真貴子,奥野武範

【東京R不動産×ほぼ日対談】
規模より影響力。面白くあり続けるための「らしさ」を求めて

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人気の不動産サイト「東京R不動産」は、多くの人たちから支持され、不動産サイトを超えた一つのメディアとして独自の地位を築いている。1日150万PVを誇る「ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)」もまた、常に他のメディアとは違う「らしさ」を生み出してきた。対談シリーズ最終回は、独自性を保ち続けるための採用・人事から今後のビジョンまで、2社の共通点と相違点を通して働き方の未来について考えていく。
※この記事(2012年2月17日公開)は、東京R不動産がテレビ東京系列「カンブリア宮殿」に出演したことを記念して、再配信しています。

給与の決め方の相違点
「フェアな話し合い」と「年功序列」

篠田真貴子(しのだ・まきこ)
米ペンシルバニア大ウォートン校MBA、ジョンズ・ホプキンス大修士。日本長期信用銀行、マッキンゼー・アンド・カンパニーなどを経て、2008年に東京糸井重里事務所に入社。取締役CFOとして、管理部門、事業計画、経営企画のような仕事を組み立て中。

ほぼ日・篠田:『だから、僕らはこの働き方を選んだ』にもありましたが、やっぱりフィーの決め方は驚きますね。複数の人が関わる案件の場合、みんながいる場で話し合うんですよね。

東京R不動産・林:前提として、個人事業主がチームとして動いているということがあります。だから、個人の売り上げは基本的に個人のフィーに反映される。ただ、複数の人間が担当した場合、物件を見つけた、お客さんを連れてきた、交渉したなどの役割に応じて、ある程度ルールは決まっています。それに従っておおかた解決できます。

東京R不動産・吉里:例えば、交渉した人が2人いたとか、物件を一緒に見つけることになったとか、役割が重なっていた場合には、「どこがフェアだと思う?」ということを直接話し合うんです。ポイントは、全員「遠慮がち」というか、それこそ「性善説」が通用するメンバーだということですね。誰か一人だけ押しが強いということもなく、「自分が半分じゃ多いと思う」とお互いが言う。そうやってフェアに決まっていく感じです。

 基本的にフィーは、個人事業主の集まりなので、それぞれの成約率や仕事に応じて決まってきますが、ただ中には設計の仕事をしているメンバーもいて、そういう場合は固定給になっています。

篠田:そこだけは、糸井事務所が年功序列的なものだというのと近いかもしれませんね。1回目の対談でお話ししましたが、ほぼ日では仕事の性格上、働いた内容での売り上げが明確化できないので、年功序列に近いイメージで査定をしています。根本的に、全員社員として仕事をしているので、報酬は給与という形。このあたりはだいぶ異なりますね。

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    林 厚見 

    [株式会社スピーク共同代表/「東京R不動産」ディレクター]
    1971年東京生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。マッキンゼー・アンド・カンパニーにて経営戦略コンサルティングに従事した後、コロンビア大学建築大学院不動産開発科修了。不動産ディベロッパーを経て、2004年に吉里裕也と株式会社スピークを設立、現在共同代表。

    吉里裕也 

    [株式会社スピーク共同代表/「東京R不動産」ディレクター]
    1972年京都生まれ。東京都立大学工学研究科建築学専攻修了。バックパッカーとして世界を旅した後、株式会社スペースデザイン入社。リクルート創業者の江副浩正氏の元でディベロップメント事業に従事しビジネスを学ぶ。2003年に独立し「東京R不動産」を馬場とともに立ち上げ、2004年に株式会社スピークを林と共同設立。

    篠田真貴子

    [東京糸井重里事務所CFO]
    米ペンシルバニア大ウォートン校MBA、ジョンズ・ホプキンス大修士。日本長期信用銀行、マッキンゼー・アンド・カンパニーなどを経て、2008年に東京糸井重里事務所に入社。取締役CFOとして、管理部門、事業計画、経営企画のような仕事を組み立て中。

    奥野武範

    [東京糸井重里事務所編集チーム]
    出版社に勤務後、2005年に東京糸井重里事務所に入社。読み物チームに在籍し、コンテンツでは『東北の仕事論』『21世紀の「仕事!」論。』、書籍『はたらきたい。』の編集など、「はたらく」や「仕事論」系を担当している。


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