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ロジカルイングリッシュ
【第6回】 2015年5月29日
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有元美津世

英語に「前置き」はいらない!
【注意】自信のない印象を与える5つの表現

「これは違うかもしれませんが……」「大変恐縮ですが……」。日本語には、こうした前置き表現が数多く存在する。英語でこのような表現を使うリスクをお伝えしたい。

「So what?(何が言いたいの?)」と
言われてしまう表現とは?

 日本人は「失礼にならないように」と思うあまり、前置きが長くなりがちだ。その結果、要点を述べるのが遅くなり、伝えたいポイントがぼやけてしまう。そこで業を煮やしたアメリカ人に、So what is your point?(それで結局何が言いたいの?)と言われたという人は少なくない。例を挙げる。

【悪い例】
I don’t want you to go through the trouble of making copies, but if you don’t mind, would you send me the form?
(わざわざコピーをとってもらうのは偲びないのですが、お手数でなければ用紙を送ってもらえますか?)
【良い例】
Could you send me the form?
(用紙を送っていただけますか?)

 実は、前置きが長いのは日本人に限らない。私がビジネススクール時代に、一緒にグループプロジェクトをやったスペイン人も同じだった。クラスの前でプレゼンテーションをやるのに、本題に入る前に、「ひょっとすると~ではないかもしれませんが」「もし~だったらすみません」など延々と前置きを語る。

 プレゼンは、聴衆の関心をひきつけるのが大事なのに、どうでもいいことを語っている間に「これは何のプレゼン?」と関心が薄れてしまう。

日本人は「前置き」が長い! ズバッと本題に入ろう!

 そこで「前置き不要。ズバッと本題に入ろう」とアドバイスして、本番ではうまくプレゼンができた。口頭だけでなく、メールやレポートでも同様だ。メールの冒頭で日本語の「お疲れさまです」に相当する表現など使うべきではない。

 そして、下記のような前置きや断りは冗長なだけでなく、自信のない印象を相手に与えるので避けよう。

(1)You may not be interested, but ...
(興味はないかもしれませんが~)

(2)This might not be a good time to bring this up, but ...
(今、この話を持ち出すのはふさわしくないかもしれませんが~)

(3)I know this is beside the point, but ...
(これはちょっと話がずれているのはわかってますが~)

(4)This may not be relevant, but ...
(これは関係ないかもしれませんが~)

(5)This is probably just my problem, but ...
(これは多分、私だけの問題だと思うんですが~)

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有元美津世

大学卒業後、日米企業勤務を経て渡米。日本企業のアメリカ立ち上げに携わり、MBA取得後、独立。16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルタントとして、日米企業の技術ライセンスや市場調査に携わった。現在は投資家として世界経済の動向を追っている。在米30年。
20年以上にわたる国際ビジネスでの実務経験を基に書かれた語学書では、実際にビジネス現場で使われる英語表現を紹介しており、豊富な例文が「かゆいところに手が届く」と多くの読者から支持されている。
「外資系の人事担当者で知らない人はいない」という20年以上のロングセラー『英文履歴書の書き方』を筆頭に、『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』『これからを愉しむ大人の英会話』(すべてジャパンタイムズ刊)など著書26冊。韓国語や中国語にも翻訳され、韓国、中国、台湾で出版されている。CNET Japanなどでコラムも連載中。


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