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赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる
【第39回】 2015年11月4日
著者・コラム紹介バックナンバー
久保田競 [京都大学名誉教授・医学博士],久保田カヨ子 [脳科学おばあちゃん]

なぜ、指しゃぶりを
積極的にさせたほうがいいのか?
――【誕生から1ヵ月半くらいまで】
脳科学おばあちゃん 育児のコツ11

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ベストセラーとなり、名著『幼稚園では遅すぎる』著者でソニー創業者の井深大氏も絶賛した、久保田競+久保田カヨ子著『赤ちゃん教育』(1983年刊、その後絶版)。
あまりに貸出が多く本がボロボロになり、国会図書館からも消えた。
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そんな“0歳からの伝説の育児バイブル”が、最新の脳科学データをアップデート&190点近いイラストも一新して完全リニューアル!
発売以来話題を呼んでいる『赤ちゃん教育』は、楽天ブックスやAmazon.co.jp「子育てジャンル」で何度も1位となり、第5刷の緊急重版が決定。海外からも続々翻訳オファーがきているという。
なぜ、お母さんだけでなく、お父さんにも『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』が支持されているのか?
脳科学の世界的権威である久保田競氏と『中居正広の金曜日のスマたちへ<金スマ>』(TBSテレビ系)で“脳科学おばあちゃん”と紹介された久保田カヨ子氏だが、クボタメソッドの原点はすべて『赤ちゃん教育』にある。
「脳科学の権威」と「脳科学おばあちゃん」が書いた記念すべき処女作『赤ちゃん教育』の中から、反射期:誕生から1ヵ月半くらいまでのすぐに使える「実践のコツ」を紹介する。

「反射期」の指しゃぶりは問題ない

久保田 競
(Kisou Kubota)
1932年生まれ。医学博士、京都大学名誉教授。世界で最も権威がある脳の学会「米国神経科学会」で行った研究発表は日本人最多の100点以上にのぼり、現代日本において「脳、特に前頭前野の構造・機能」研究の権威。2011年、瑞宝中綬章受章。『ランニングと脳』『天才脳をつくる0歳教育』『あなたの脳が9割変わる!超「朝活」法』など著書多数。

 赤ちゃんが、自分の手を口に入れてしゃぶりだしたら、自分の意志で手を動かしだすサインです。

赤ちゃんの感覚でいちばん早く発達しているのは口です。ですから自分の手をしきりに口に入れだしたら、意志の芽ばえのあらわれと高く評価し、教えこむことにも熱が入ります。

 私の次男は生まれてすぐ手を口に入れて、いつもミルクをほしがり、アメリカの産院の看護師さんに「ハングリー・ボーイ」とあだ名されて驚いたぐらいでした。

 これは、ふつうよりかなり早すぎるケースですが、長男は生後1ヵ月でキョロキョロ目を動かして、気がつくと右手も左手も口もとにありました。

生後数ヵ月までに見られる指しゃぶりは、悪いくせではなく、自分で指を動かす意志のあらわれで、指という自分の身体にある動くものを自分の口で吸ったり、ふれたりして調べているのですから、おおいにやらせてください。

 このころになると、指はちょっとさわってのばしてやるとすぐのびますし、ものをにぎらせてやると、すぐにぎり返します。

久保田カヨ子
(Kayoko Kubota)
1932年、大阪生まれ。脳科学の権威である京都大学名誉教授・久保田競氏の妻で2人の息子の母。長男が一級建築士、次男が東京大学に合格。約30年前に、日本における伝統的な母子相伝の育児法を見直しながら、自身がアメリカ在住時と日本で実践してきた出産・育児経験をもとに、夫・競氏の脳科学理論に裏づけされた“0歳から働きかける”クボタメソッドを確立。テレビなどで「脳科学おばあちゃん」として有名。『カヨ子ばあちゃん73の言葉』『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』『カヨ子ばあちゃんのうちの子さえ賢ければいいんです。』『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』など著書多数。ズバッとした物言いのなかに、温かく頼りがいのあるアドバイスが好評。全国からの講演依頼もあとをたたない。

 しかし、指が全部同じような形で曲げてにぎれないときもまだありますので、おしゃぶりなどのおもちゃをもたせるときは、きちんと5本の指を使ってにぎれるようにしてください。

 たいてい指先やつま先だけに大きな力をかけたり、1~2本の指が浮いたりしていますから、5本の指を同じような強さでにぎれるように、赤ちゃんのにぎった指の上をお母さんの手でおおい、指を一本一本上から押さえて、不自然に力を入れてもたないようにしてやります。

先ばしったおもちゃはダメ!

 この時期には、赤ちゃんの発達に合わない、先ばしったおもちゃを与えるのはよくありません。

 大きなガラガラを2、3本の指でもってさかんに動かしている赤ちゃんを見ることがあります。

 でもこれは、重いものが手の先にあって「イヤだなあ」と思って手を動かしているにすぎないのです。

 ガラガラを手にもって大声で泣いている赤ちゃんは、イヤなガラガラを手からはなせないのです。

 つまり、自分の意志でおもちゃをもったり、はなしたりできないのです。それに泣くと、全身が指先までこわばって、ゆるめることができないわけです。

 こんなときのガラガラは、おもちゃとはいえず脳の発達には役立ちません。大人にとってのおもちゃなのです。

 まだ赤ちゃんには、ママの指やパパの指をにぎって、ママやパパにふって動かしてもらうほうがずっと有効です。

この指先からつたわるぬくもりや息づかいで、動く空気や複雑な声の振動によって人に接することが、赤ちゃんの心を安定させ、健全に育つのだと私は信じています。

 *反射期(誕生から1ヵ月半くらいまで)の指しゃぶりは、禁止するのでなく、積極的にさせましょう。

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久保田競 [京都大学名誉教授・医学博士]

1932年生まれ。医学博士、京都大学名誉教授。世界で最も権威がある脳の学会「米国神経科学会」で行った研究発表は、日本人最多の100点以上にのぼり、現代日本において「脳、特に前頭前野の構造・機能」研究の権威。2011年、瑞宝中綬章受章。
『ランニングと脳』『天才脳をつくる0歳教育』『天才脳を育てる1歳教育』『天才脳を伸ばす2歳教育』『赤ちゃんの脳を育む本』『あなたの脳が9割変わる!超「朝活」法』など著書多数。

久保田カヨ子 [脳科学おばあちゃん]

 

1932年、大阪生まれ。脳科学の権威である京都大学名誉教授・久保田競氏の妻で2人の息子の母。約30年前に、日本における伝統的な母子相伝の育児法を見直しながら、自身がアメリカ在住時と日本で実践してきた出産・育児経験をもとに、夫・競氏の脳科学理論に裏づけされた、“0歳から働きかける”久保田式育児法〈クボタメソッド〉を確立。この20年で3000人以上の赤ちゃんの脳を活性化させてきた。テレビなどで「脳科学おばあちゃん」として有名。2008年、株式会社『脳研工房』を立ち上げ、現在代表取締役。著書に、累計25万部突破のシリーズ『カヨ子ばあちゃん73の言葉』『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』『カヨ子ばあちゃんのうちの子さえ賢ければいいんです。』『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』『赤ちゃん教育──頭のいい子は歩くまでに決まる』『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』など多数。ズバッとした物言いのなかに、温かく頼りがいのあるアドバイスが好評。全国からの講演依頼もあとをたたない。

【脳研工房ホームページ】
http://www.umanma.co.jp/

 


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