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日本vsパラグアイ戦も海外メディアの評価はまちまち
W杯準決勝・決勝は自分なりの見方で楽しもう!

相沢光一 [スポーツライター]
【第110回】 2010年7月6日
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 ワールドカップもいよいよ大詰めだ。6日深夜には「オランダvsウルグアイ」、7日深夜には「ドイツvsスペイン」の準決勝、11日深夜には決勝が行われる。

 優勝チームに贈られるのは純金製で重さ約7キロのワールドカップトロフィー(持ち帰れるのはレプリカ)と賞金3000万ドル(約27億円)。準優勝チームも2400万ドル(約21億6000万円)を手にする。世界一という名誉だけでなく、ばく大な実利もかかった90分なのだ。

 とはいえ、選手は賞金のことなどまったく考えていないだろう。1ヶ月間、3~5日の間隔で激戦を重ねてきた。肉体的にも精神的にも限界に近づいている。彼らを支えるのは、サッカー選手として最高の栄誉をつかみ取りたいという思いであり、さらに魂がこもったプレーが見られるにちがいない。

「流れ」をつかめた日本、
つかめなかったフランス、イタリア

 しかし今大会で改めて感じたのが、サッカーというゲームの不可思議さだ。ひとつのプレーや試合結果でチームに一体感が生まれたり崩壊したりする。流れが一変するのだ。

 いい流れをつかんだ代表格が日本。グループリーグ初戦のカメルーン戦で本田が決めたゴールを守り切った。この勝利でチームはひとつにまとまり、選手も自信を持ってプレーするようになった。勢いに乗ってグループリーグを突破。この流れは決勝トーナメントも続き、難敵パラグアイを相手にPK戦まで追い詰めた。試合後、選手たちの多くが「このチームでもっと試合をしたかった」と語っていたように、初戦でいい流れをつかんだことが団結力のある最高のチームにしたのである。

 一方、最悪の流れを作ってしまったのが、前回の優勝国イタリアと準優勝国のフランスだ。イタリアは勝利するはずだったグループリーグ2戦を引き分け、その焦りからお家芸の守備が崩壊。フランスも勝つ予定だった初戦を引き分け、2戦目も負けたことで内紛まで発生。バラバラになったチームはもろく、ともにグループリーグ最下位で帰国することになった。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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