ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
株式市場透視眼鏡

ルーズベルト米大統領が残した財政緊縮政策の教訓

藤戸則弘
2010年8月11日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 G20の「2013年までに財政赤字を半減」という声明が出て以来、各国政府の政策スタンスは、財政健全策のウエートが高まりつつある。菅直人首相や自民党も消費税10%に言及しているが、日本はデフレの深淵に喘いでおり、対応を誤ると景気や株価に深刻なダメージを与えることになろう。

 歴史には格好の材料がある。1929年の大恐慌に立ち向かったフランクリン・ルーズベルト米大統領の軌跡は、大いに参考となるだろう。大恐慌によってダウ工業株30種平均は時価総額の9割が吹き飛び、32年の実質GDP成長率(前年比)は▲13.1%に達した。この惨状に対して、33年に就任したルーズベルト大統領は果敢に立ち向かった。まず緊急銀行救済法によって、金融システム不安をなだめ、TVA(テネシー川流域開発公社)等の公共工事による需要創設や、民間資源保存局による大規模な雇用政策を打ち出した。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事


株式市場透視眼鏡

株式投資家に向け、具体的な銘柄選びの方法と銘柄名、株価の動向見通しなどを分析・予測。現役トレーダーが執筆。定量的なデータを駆使し株式投資に役立つ情報満載。

「株式市場透視眼鏡」

⇒バックナンバー一覧