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中国・ダボス会議の光と影

世界が金融危機に揺れるなか、中国・天津で9月、通称「夏季ダボス会議」が開かれた。欧米アジアのエリートたちは何を議論したのか。その一部始終をシリーズでお伝えする。

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「中国・ダボス会議の光と影」の全記事一覧
  • 第3回 世界のエリートたちが怖れる
    中国発“世界恐慌”の現実度 

    [2008年10月24日]
    中国経済は、表面上はまだ高成長を維持している。2008年7-9月期のGDP成長率は前年同期比9%増と、依然として高い水準にとどまっている。なにより、年初来落ち込んでいた輸出も堅調さを取り戻し、9月には前年比21.5%の伸びを示した。貿易黒字も8月に続き、過去最高を更新している。
    天津の街を見渡せば、今なおあちこちで大型のマンションや商業施設などの建設が続いている。米国の金融危機などどこ吹く風といった様子だった。だが、この天津市を、中国全土の縮図と見るのは間違いだ。

  • 第2回 「金融危機でドル暴落」はウソ!?
    世界が寄りかかる基軸通貨の代替不能論 

    [2008年10月17日]
     「ドル危機」「ドル暴落」。日本のみならず世界の有力紙の紙面に頻出するおどろおどろしいヘッドライン――。耳目を引く悲観論の根拠を要約すれば、アメリカの金融機関救済策が、同国の財政赤字を膨張させ、インフレを招き、ドル安を加速させ、果てはドルが暴落し世界経済を混乱に陥れるというものである。だが、果たしてそれは真実なのか。
     9月下旬に中国・天津で開かれたサマーダボスにおける重要な議題のひとつが、まさしく基軸通貨ドルの行方であった。その議論の中身をつぶさに検証してみたい。

  • 第1回 金融危機に揺れたエリートたち
    温家宝首相も認めた世界経済の正念場 

    [2008年10月10日]
    米国の金融安定化法案の下院採決を2日後に控えた9月27日、中国の温家宝首相が天津で講演。中国経済について「安定した、高成長は維持できる好条件は整っている」との強気の見通しを示しつつも、「2008年は最も厳しい年になる」との言葉が繰り返される危機感の滲み出たものとなった。じつは温家宝首相は講演に先立って、同会議に参加する中国有力企業の一部首脳らと非公式の会合を持っている。「米国の金融危機が実態経済に波及し、世界経済の鈍化を招いていることに対して、多大な注意を払う必要があると語っていた」と関係者は明かす。

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