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往年のサッカー少年たちへ
中高年期の膝前十字靱帯損傷

監修 白石 稔(八王子スポーツ整形外科スポーツ診療部長/日本サッカー協会スポーツ医学委員会委員)

井手ゆきえ [医学ライター],-週刊ダイヤモンド編集部-
【第36回】

 昔取った杵柄とばかりにフットサルに燃えるKさん、42歳。とはいえ衰えは隠せず、なんでもないプレーで膝の前十字靱帯を損傷してしまった──。

 中高年の膝関節の痛みといえば変形性膝関節症が代表的だが最近はスポーツ性の外傷が増えてきた。アクティブなことはよいとして、やはり加齢に伴う変化には十分注意してほしい。

 たとえば、太腿と下腿をつなぎ、膝の安定性にきわめて重要な前十字靱帯の損傷は、急な方向転換や不意な動き、軸足動作で発生することが多い。筋力不足やアンバランス以外に、姿勢や動きを乱す外部からの刺激に対する神経の反応と筋肉との協調運動(神経・筋協調運動)の低下も強く影響する。

 つまり、筋力低下が避けられない中高年の場合、単純な筋力訓練よりも、神経・筋協調性を向上させ、今ある筋力をいかに上手に使えるようにするかがケガ防止のポイント。若い頃のプレーイメージを一度捨て、年齢相応の安全な動きを見出すためのトレーニングが必要なのだ。

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井手ゆきえ [医学ライター]

医学ライター。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会正会員。証券、IT関連の業界紙編集記者を経て、なぜか医学、生命科学分野に魅せられ、ここを安住の地と定める。ナラティブ(物語)とサイエンスの融合をこころざし、2006年よりフリーランス。一般向けにネット媒体、週刊/月刊誌、そのほか医療者向け媒体にて執筆中。生命体の秩序だった静謐さにくらべ人間は埒もないと嘆息しつつ、ひまさえあれば、医学雑誌と時代小説に読み耽っている。

 

週刊ダイヤモンド編集部


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