健康意識がバラバラな人たちが
全員同じ保険制度の中にいる違和感

堀江 日本は国民皆保険と言いながら、別々の保険に入っている。国民健康保険、協会けんぽ、団体ごとの保険組合があって全部違うし、管轄も違う。

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豊田 本来、健保組合は予防医療を推進しなければいけない団体なんですが、本格的に予防に取り組んでいる健保は少なかった。それが最近になって変わってきていると聞きます。

堀江 それは健保組合が追い込まれてるからでしょうね。昔からある健保組合は、高齢化が進んで病気になる人が増えてきているから。

豊田 皆がバラバラなんですよね。同じ会社なのにすごく健康に対して意識の高い人もいれば、暴飲暴食して病気になった時のことを考えない人もいる。そういう人たちが同じ保険制度の中にいる。本来は変な話ですよ。個人の意識単位で選ぶ仕組みがあっても良いとずっと思っています。

堀江 でも日本で主流の考え方はそうじゃない。

豊田 そうなんですよね。

堀江 健康に対して意識が低い人たちも、手厚いケアを受けられるべきだという意見が多いですよね。でも、意識の高い人たちに日本の予防医療は支えられているんだけどね。例えばインフルエンザの予防接種にしても、みんなやらない。やらないから感染したり、症状が重くなったりして迷惑をかける。毎年ワクチンを作るためにプラントを維持しなければならないんだから、毎年受けている人が大事なんです。

豊田 日本は国民一人ひとりが医療リテラシーをもっと上げる必要があるなと感じます。