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現役東大生が教える「ゲーム式」暗記術
【第25回】 2017年6月29日
著者・コラム紹介バックナンバー
西岡壱誠,鈴木秀明

努力や勉強を続けられる人は、普通の人とマインドセットが違う
東大×勉強法 鈴木秀明・西岡壱誠対談<後編>

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6月に刊行されたばかりの新刊『効率よく短期集中で覚えられる 7日間勉強法』の著者・鈴木秀明さんと『現役東大生が教える「ゲーム式」暗記術』の著者・西岡壱誠さんによる東大×勉強法対談<後編>です。500を超える資格試験に合格している鈴木さんと、偏差値35の落ちこぼれから東大合格を果たした西岡さん。お二人の勉強法のヒミツを探ります。(構成:狩野南)

ゲームは人生に
置き換えられる!?

鈴木 私も西岡さんと同じくゲームが好きなのですが、ゲームって楽しいだけではなく、「自分のタスク、到達度が見える」というのが大きなポイントだと思います。レベルが15から20に上がるとか、ゲームクリアしたり、ゲームオーバーになってしまったり、自分の実力や到達点がはっきり目に見えますよね。資格試験も同じで、点数や合格不合格が明確にわかる。それが「見える化」されないまま、ただ漠然と勉強しているだけだと、なかなかモチベーションがわかないのではと思います。

西岡壱誠(にしおか・いっせい)
東京大学2年生。1996年生まれ。東大輩出者ゼロの無名校でゲームにハマり、落ちこぼれ、学年ビリに。偏差値35の絶望的状況から一念発起して東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で、箸にも棒にもかからず不合格。崖っぷちの状況で「ゲーム式暗記術」を開発し、みるみるうちに偏差値が向上。東大模試第4位になり、奇跡の東大合格をはたす。著書に『現役東大生が教える「ゲーム式」暗記術』がある。

西岡 「見える化」されると、自分のスタート地点、今いる場所も明確になりますよね。この先に進みたいけれどうまくいかないとなったら、じゃあなぜダメなのか、どうすればうまくいくのかを考えるじゃないですか。ゲームに置き換えると、すごくわかりやすいなと思って。それで、本のあとがきにも「暗記も、勉強も、試験も、そして人生すら、ゲームみたいなもの」と、はっきり書いてしまったんですけど(笑)。

鈴木 「おもしろきこともなき世をおもしろく」という言葉がありますが、結局、人生ってそういうことなのかなと思いますね。勉強だけでなく、仕事や家事なども、言ってみれば本当に単調な作業。そこに、いかに面白みを見つけてやっていけるか、ということなんじゃないですかね。

西岡 単調にしないためにも、メリットをつくるといいと思います。私は、目標をクリアしたら、自分で設定した「ご褒美」をつけるという方法をおすすめしています。「ご褒美のために勉強するの!?」と思われるかもしれませんが、そういう工夫もモチベーションにつながりますよね。

鈴木 そう。好きなことだけ、やりたいことだけやっていける人なんていないですからね。やりたくないこと、やらなくてはいけないことに、面白さ、楽しさを自分で見出していくと、人生も変わってくるのでないでしょうか。

自分の好きなものと絡めて
勉強する

鈴木 これまで「ゲームは多くの人が楽しいと思うもの」という前提で話してきていますが(笑)、もちろんそうではない人もいますよね。その場合は、何でもいいので、自分の好きなこと、面白いと思うことに絡めてみるといいと思います。

西岡 自分の好きなことをやっているとき、私だったらやっぱりゲームになってしまうのですが(笑)、「このゲームに出てきた単語に似ている英単語、あったよな。意味を求められたら答えられるかな?」というふうに、勉強と結びつけていくといいかもしれないですね。漫画が好きな人だったら、戦国武将の名前を覚えるために歴史漫画を読んでみるとか。

鈴木 西岡さんの『「ゲーム式」暗記術』の中にも似たような話がありましたよね。

西岡 アイドル好きな友だちが、日本史の偉人の名前を無理やりアイドルの名前と結びつけて覚えたというエピソードですね(笑)。多少強引でも、好きなものと結びつけた時点で苦ではなくなる。ちょっと回り道になるかもしれないけれど、“急がば回れ”で、結果的にちゃんと覚えられるならそういうやり方もありだと思います。

鈴木 好きなものが思いつかないっていう人もいるかもしれませんが、見極めていけば、絶対何か絡められるものがあるはず。

西岡 好きなものがない人なんていないですからね。

鈴木 そういう意味では、日頃から好奇心を持って、好きなもの、興味のあるものの範囲を広くしておくのはいいと思いますね。

西岡 好奇心ということでいうと、「何でこうなっているんだろう?」という素朴な疑問を日常のなかに見つけていくことが、学問の扉になると思います。たとえば道を歩いていても「なんであそこにあんな看板があるんだろう?」「知らない単語が書いてあるけれど、どういう意味なんだろう?」とか、学べることはたくさんあるじゃないですか。小さいことでも疑問に思い、それを自分なりに消化して次につなげる作業を続けていくと、いつのまにかいろいろな知識が身につくんじゃないでしょうか。

鈴木 そういう積み重ねが、ビジネスや発明にもつながっていくんでしょうね。

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東京大学2年生。1996年生まれ。 東大輩出者ゼロの無名校でゲームにハマり、落ちこぼれ、学年ビリに。 偏差値35の絶望的状況から一念発起して東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で、箸にも棒にもかからず不合格。崖っぷちの状況で「ゲーム式暗記術」を開発し、みるみるうちに偏差値が向上。東大模試第4位になり、奇跡の東大合格をはたす。 現在は、かつての自分と同じような崖っぷちの受験生に、家庭教師として勉強を教えている。 教え子の一人は、英語が絶望的な成績だったにもかかわらず、「ゲーム式暗記術」で、見事、東京外国語大学に合格している。大学では、東京大学で44年続く書評誌「ひろば」の編集長を務める傍ら、東京大学で25年の歴史がある「法と社会と人権ゼミ」のパート長も務めている。 その他、学外では中小企業庁の事業「ふるさとグローバルプロデューサー育成支援事業」にも参加している。 趣味はゲーム。テレビゲームはもちろん、スマホゲームからカードゲームまで幅広くプレイ。特に、高校生時代にハマった「女神転生シリーズ」は100時間以上プレイした。

鈴木秀明(すずき・ひであき)

資格・勉強コンサルタント。
1981年8月4日富山県生まれ。高校時代は塾・予備校に通わず、独学で東京大学理科一類に現役合格。東京大学理学部卒業。東京大学公共政策大学院修了。
24歳でAll About「資格」ガイドに就任。行政書士、中小企業診断士、気象予報士、証券アナリスト、宅地建物取引士、1級FP技能士をはじめとした500を超える資格をすべて独学で取得。年間50以上のペースで資格を取り続けている。
資格ガイドブック『最新最強の資格の取り方・選び方全ガイド』(成美堂出版)を毎年監修するほか、「日経ビジネスアソシエ」「プレジデント」といったビジネス誌の資格特集の監修、フジテレビ系「笑っていいとも!」「アウト×デラックス」のテレビ出演など、メディア出演実績はのべ200回以上。
資格試験の試験機関へのコンサルティング・プロモーション支援や、テレビのクイズ番組への問題作成支援などの活動も行う。また、ベネッセ「進研ゼミ中学講座」にて入試直前期勉強特集に先生役として登場するなど、試験直前追い込み期の勉強や、短期集中型の超効率勉強のスぺシャリストとして多方面で活躍中。


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