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あなたの毎月分配型投資信託がいよいよ危ない!
【第2回】 2017年6月30日
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深野康彦

逆風下でも買ってもいい
健全な毎月分配型投信とは?

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投資信託の残高の約半数を占める大人気商品の毎月分配型投資信託。足元の株高に反して、分配金をどんどん減らしたり、基準価額が下がるなど運用環境が悪化しているファンドが続出している。今回はそんな危ない毎月分配型投資信託から乗り換えたり、新規に買ったりするのにピッタリな健全な毎月分配型投資信託について、その分析方法を『あなたの毎月分配型投資信託がいよいよ危ない!』の著者が解説する。

逆風下でも買ってもいい
健全な毎月分配型投信とは?

 前回説明したように、毎月分配型投資信託を取り巻く環境は、逆風へと大きく変わったのは事実です。今後も為替、原油価格、中国景気などの経済環境を考慮すれば、分配金が増額される毎月分配型投資信託よりも、減額される数の方が多いと予測されます。

 ただし、全ての毎月分配型投資信託がダメなわけではありません。安定した分配金が期待できる商品があるのも事実です。基本は、私の新著「あなたの毎月分配型投資信託がいよいよ危ない!」で述べているように、毎月の分配金を投資対象である債券やREIT(不動産投資信託)などから得られる利子や分配金(「インカムゲイン」という)で賄われている割合が多い商品を選べばよいことになるのです。

 新たな政策リスクとして浮上してきた「毎月分配型投資信託は悪い金融商品」の象徴のように見立てている金融庁の姿勢も無視できません。毎月分配型投資信託は悪くないのに、金融庁にレッテルを貼られたことから、金融機関が以前のように積極的に販売しなくなっているからです。

 ここで強調したいのは、毎月分配型投資信託という商品自体には何も悪いことがないということです。毎月分配型投資信託の主要投資家である高齢者には、リタイアまでに形成してきた資産を「運用しながら取り崩していく」という単利運用型が適しているのですが、それが全く理解されていないための不名誉なレッテルが貼られただけなのです。

 金融機関は積極的に売らないかもしれませんが、私たち投資家がこの毎月分配型投資信託を買いたいと指定すれば、金融機関とてむげにするわけにいかないのです。そのために、安定した分配金が期待できる毎月分配型投資信託を選ぶことができる眼力を付けなければならないのです。

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深野康彦(ふかの・やすひこ)
ファイナンシャルリサーチ代表。ファイナンシャルプランナー。1962年生まれ。クレジット会社を経て89年からFPとして活躍。オールアバウトガイドや「ダイヤモンドZAi」、日経電子版などのマネー情報、テレビ出演などで活躍。主な著書に『あなたの毎月分配型投資信託が危ない!』『これから生きていくために必要なお金の話を一緒にしよう!』『ジュニアNISA入門』(いずれもダイヤモンド社)など多数。


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