仕事がデキる社員になるには
年半ばに仕事の「棚卸し」をせよ

世界最大級の開閉式ドーム競技場、シンガポールのナショナル・スタジアムにて、仕事の分岐点について熟考する筆者

 4月から始まった今年度も5ヵ月が過ぎ、最初はいっぱいいっぱいだった新たな仕事も夏休みが取れるほどに落ち着きを見せている頃かと思う。しかし、少し慣れた仕事に余裕が生まれ、「楽になった」と喜び浮かれているようでは、普通の“並(なみ)社員”で終わってしまう。

 普段の仕事に余裕を持ち、さらなる高い目標に向けてハイパーに働く“デキる社員”になれるかどうかの分岐点は、仕事が一段落したこの時期にこそあることにお気づきだろうか。

 仕事がデキる社員は、この時期に一旦“仕事の棚卸し”をする。単純なことのように思えるかもしれない。しかし実は、棚卸しはいつでもできるわけではない。これから12月に向けて忙しくなり、そして3月の年度末に向けてさらに忙しさが加速する。その忙しさに対応する余力をつくるのが、このタイミングでの“仕事の棚卸し”なのだ。

 なぜ今棚卸しなのかというと、理由は2つある。忙しい時期に棚卸しはできないのが理由の1つである。もう1つの理由は、3月頃の年度末のタイミングだと区切りは良いものの、査定に間に合わなくなってしまうからだ。少し早く感じるかもしれないが、新年度の4月から5ヵ月程度が経った今こそ、棚卸しをするベストタイミングなのだ。

 棚卸しと言っても、単純に仕事を整理整頓すれば良いといったものではない。デキる社員と評価されるためには、それ相応のマインドセットが伴ったものでなければならないのだ。

 現在筆者が在籍するマイクロソフトは、新たなミッション「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.」(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)というスローガンのもと、全世界で「変革」(トランスフォーメーション)を進めている。実は、先月7月からマイクロソフトの新年度に入り、特に今年は大きな組織再編が行われている。